Pub Su & Wheel パブ スー & ホイール

久卋シェフが、大和でバーにいくならここだと紹介していただいたバーのオーナーである和田公博さんを訪ねた。久卋シェフの紹介だと伝えると、「ぱぱみらののオーナーには若いころ、食べ方を叱られたことがあるんですよ」という和田さんが大和に最初のバー〈Weber ウェーバー〉をオープンしたのは2005年のこと。地元の人が多く集えるようなバーにしたいと、小田急線と相鉄線がクロスする大和を選んだ。続いて和田さん自身がギネスやキルケニーが好きで、客との距離感が近いアイリッシュパブのようなバーをやりたかったということで開いたのが2軒目の店〈Pub Su パブ スー〉だ。

〈Su〉も〈Weber〉も車のキャブの名称ということで、和田さんが車好きであることが推測できる。今回訪ねたのは、本年5月にオープンして、まだ1ヶ月も経っていない3軒目の店〈Pub Su & Wheel パブ スー アンド ホイール〉で、カウンター8席の小さなバー。

1軒目が、久卋シェフもお気に入りの昔からあるようなオーセンティックなバーだとしたら、2軒目はイギリスのパブのような体裁、3軒目はその中間のような趣きである。和田さんの店は飲み屋が多い大和でも、いずれも今までになかったタイプのバーだ。オープンしたばかりのこのバーにはすでに外国人客が多く訪れている。外国人客が「サイダー」と注文するビバレッジがある。リンゴでできた酒「シードル」のことで、このバーにはシードルが生ビールのようにサーバーで注がれる。

「ほかのバーとかぶらない飲み物をメインにしたいと思ったので」と和田さんのすすめで海東さんもシードルをオーダー。スタッフの大崎茂実さんとの会話もはずむなかで「飲み心地がよくて若干の苦味がいいです」とゴクゴクいく。
「シンプルだけど、手作りのような温もりを感じられるバーですね」という海東さんの感想に、「実はこのバーは僕自身が設計して、施工も自分でやったんです」と和田さんは、先の2軒に比べて女性目線で作ったという。「バーとは恰好をつけるところ」というのが和田さんの持論。
名前をはじめ、細部にまで和田さんの好みと思い入れが詰まっているおもちゃ箱のような空間、それが和田さんのバーかもしれない。

Pub Su & Wheel     パブ スー & ホイール

駅からも近く、自宅へ帰る道すがらちょっと一杯ということで立ち寄る客も少なくないという大和で一番新しいバー。設計、施工はオーナーの和田公博さん自身によるもので、ダブルカウンターがいい味わいになっている。和田さん自身も、トータルイメージとして満足しているらしい。まずはシードルがおすすめだが、それ以外の酒もそろっている。合鴨のバルサミコソース、ソーセージのケチャップ炒め、アンチョビグラタン、バーニャカウダ風野菜スティックなど、ちょっとした料理をつまみながら、仕事帰りに一杯やるには、もってこいのバーだろう。大和の飲み屋街にも新しい風が吹き始めている。ちなみにこのバーには、電話は置かれていない。

〔住〕大和市大和東2-3-14
〔営〕とりあえず20:00 からはオープンしている
〔休〕日曜


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