しぶき氷

写真は中禅寺湖北東岸周辺。東武日光駅から東武バスにおり中禅寺金谷ホテル前下車、徒歩15分

中禅寺湖周辺の1月〜2月の平均最低気温はマイナス7℃、日によってはマイナス15 ℃くらいまで下がる。積雪は少ないが、北西からの冷たい風が吹きつける。湖面は波立ち、岸に打ち寄せ、その水しぶきが樹木や岩に凍りつく。通称〝しぶき氷〞。まさに自然が造り出す氷の芸術品である。

中禅寺金谷ホテル前から湖北東岸を、新雪をふみしめ歩いていると、目の前にミズナラの倒木。湖面に倒れた枝にしぶき氷がつき、無数の氷柱が垂れ下がり、銀白色に輝いている。この日は快晴であったが、風は強く、湖面には白波が立ち、ときおり水しぶきが上がる。厳冬の光景を無我夢中でシャッターを切った。

写真・文 小杉国夫

 
1956年栃木県生まれ。宇都宮大学農学部卒業後、出版社勤務。90年よりフリーの写真家として、関東、東北地方のおもに風景を撮影。著書に、『奥日光 花と絶景ウォーキング』(河出書房新社)などがある。


新着記事

おすすめ記事

児玉清さんが遺したことば

what a beautiful time

浜美枝さんの箱根

Present

WEB限定プレゼント

Category

from Readers

Club