ポーラ美術館「ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ」

1840年、フランス、ボルドーで生まれたオディロン・ルドンは、39歳にして版画集『夢のなかで』でデビューし、同時代の文学者や批評家に高く評価されました。特に、印象派の代表的な画家・モネとは同い年の生まれ、モネを強く意識し、対照的ともいえる表現を探求しましたが、1904年《眼を閉じて》(1890年、オルセー美術館蔵)が国家買い上げとなり、国民的な芸術家として認められました。

版画、絵画、素描、油彩、パステル、装飾美術まで幅広く、本展では101点のルドン作品が集結しました。ルドンに影響を与えた先人のコローやドラクロワ、放浪の芸術家と言われるロドルフ・ブレスダン、葛飾北斎の作品、また同時代の画家モネ、ゴーガン、スーラの作品や、ルドンを日本に紹介した岡鹿之助やマンガの世界では岩明仁や水木しげる、現代美術の柄澤齊、イケムラレイコ、鴻池朋子ら、どこかルドンと通じる作家たちの作品も展示されるという、ルドンを知る絶好の展覧会です。

オディロン・ルドン《日本風の花瓶》1908年 油彩/カンヴァス ポーラ美術館蔵

オディロン・ルドン《Ⅲ.不恰好なポリープは薄笑いを浮かべた醜い一つ目巨人のように岸辺を漂っていた》『起源』1883年 リトグラフ/紙 岐阜県美術館蔵

イケムラレイコ《Genesis Ⅰ》2015-2017年 テンペラ/ジュート シュウゴアーツ蔵 ©Leiko Ikemura, Courtesy of ShugoArts

現代美術を展示するスペース「アトリウムギャラリー」では、古着や傘をモチーフにした繊細なインスピレーションを手掛ける平野薫の初個展「記憶と歴史」が7月22日(日)~9月24日(月)開催、あわせて、歿後50年となるレオナール・フジタの新たに加わった収蔵作品26点を公開する特別展示「フジタからの贈りもの─新収蔵作品を中心に」も7月22日(日)~12月2日(日)の期間開催されています。

(c)Kaoru Hirano Photo: Ken Kato

(c)Kaoru Hirano Photo: Ken Kato

Photo:Ken Kato

「ルドン ひらかれた夢」展 5組10名様

会期2018年7月22日(日)~12月2日(日)
会場ポーラ美術館
開館時間9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日会期中無休、ただし9月27日(木)は展示替のため企画展示室は休室
観覧料大人1,800円 大学・高校生1,300円、中学・小学生700円、シニア(65歳以上)1,600円
お問い合わせ0460-84-2111(代表)
ホームページhttp://www.polamuseum.or.jp/
応募〆切8月10日[金]

 


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