製粉ミュージアム~歴史が織りなす企業文化と最新技術(テクノロジー)に魅了される~

 

「小麦」という穀物から、私たちはまず何を連想しますか。
パン、パスタ、うどん、麺類などなど実はお米にならぶ主食の王様ですが、これらの食品に加工するためにいったん細かい粉状にすることを「製粉」と言います。かつて石臼で穀物をつぶすようにして粉状にしていた時代から、製粉技術や機械化が進み、用途に合わせて粗いものから微細のものまでつくられています。私たちが日常的に口にする食品の興味深い原点を「製粉ミュージアム」は教えてくれます。

東武線浅草駅から特急りょうもう号で60分。館林駅西口の目の前に「製粉ミュージアム」はある。2012年11月12日にオープンした企業ミュージアムだ。

館林はもともと日清製粉(現、日清製粉グループ本社)創業の地。1900年(明治33)正田貞一郎氏らによって「館林製粉」として設立され、1908年(明治41)横浜の日清製粉と合併し、社名を改称。前年の1907年、「館林駅」が完成したが、東武鉄道の創業者、根津嘉一郎氏も館林製粉の設立期に深く関わったという。

瀟洒な洋館のような本館は1910年(明治43)に工場事務所として建設され、創業70周年記念に改装、製粉記念館となった。ここでは一世紀以上に亘る会社の歩みや創業者の生い立ちが紹介されている。歴史的企業文化遺産を次世代に継承するため最新の免震設備を導入した。

新館では、新旧の製粉機械が展示され、さしずめ小麦粉博物館といった趣だ。館内いたるところにタッチパネル式の説明モニターが設置され、子供にも興味を引くようにクイズ形式で小麦粉を使った料理が楽しみながら学べるなど細やかな工夫がなされている。現在は製粉工程の全てがほぼ自動化されいるが、各工程をミニチュア模型で最先端の製粉の世界を知ることができるパノラマシアター空間は圧巻だ。歴史と伝統、ものづくりの今、寛ぎの庭園という3つのコンセプトが高く評価され2013年度のグッドデザイン賞を受賞した「製粉ミュージアム」は、館林の新たな名所になりつつある。

本館は、館林で生まれ、一世紀あまり日本の成長とともに歩んできた日清製粉の歩みと、歴代経営者の製粉にかけた情熱的な生涯に関する資料や品々を展示している。

新館は、最新の製粉技術や小麦の変化をテーマとして、小麦粉を作る工程やその先端技術、そして小麦・小麦粉に関する様々なデータや豆知識を通して、楽しく学べる展示スペースになっている。

NISSHIN SEIFUN GROUP 製粉ミュージアム

住所群馬県館林市栄町6-1 (駐車場がないため公共交通機関の利用がお勧めです)
ホームページhttp://www.nisshin.com/museum/
開館時間10:00~16:30(入館は16時まで)
休館日 月曜日 年末年始
入館料大人200円、小人100円(小・中学生)
お問い合わせ0276-71-2000

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