【特別展】流転100年 佐竹本 三十六歌仙絵と王朝の美

三十六人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描く、鎌倉時代の名品《佐竹本三十六歌仙絵》。かつて二巻の絵巻物として伝わったこの作品は、1919年(大正8)に一歌仙ずつに分割され、別々の所有者のもとに秘蔵されたのです。益田孝(鈍翁)邸・応挙館で一枚一枚の歌仙絵の運命はくじ引きに託されたという、日本美術史を揺るがす「絵巻切断」です。

2019年は、《佐竹三十六歌仙絵》が分割されてちょうど100年。本展では、離れ離れになった歌仙絵が集結します。国宝《三十六人家集》をはじめ、佐竹本以外の歌仙絵など、平安・鎌倉時代の和歌に関わる美術品も展示されます。会期38日、京都限定の展覧会です。

華やかな十二単をまとう女性の歌仙は、人気も集中し、価格も高くつけられた。4万円の「斎宮女御(さいぐうにょうご)」、3万円の「小野小町」に次いで「小大君」は高額な2万5千円の評価が与えられた。最初の所有者となったのは、本年没後80年を迎える製糸商・原富太郎(号・三溪)だった。

重要文化財 《佐竹本三十六歌仙絵 小大君》(部分)、鎌倉時代 13世紀、大和文華館蔵、後期(11/6~11/24)展示

住友家に収められたこの一図は、15代住友吉左衛門友純(号・春翠」が入手したのち、流出することなく今日に伝えられている。

重要文化財 《佐竹本三十六歌仙絵 源 信明》 鎌倉時代 13世紀、泉屋博古館蔵、通期展示

平安時代に書かれた「ちはやふる」
ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
在原業平の和歌を、繊細な筆致で記した色紙。織田信長の家臣・佐久間将監実勝の茶室であった「寸松庵」に伝わったことから「寸松庵色紙」と呼ばれる。

重要文化財 寸松庵色紙「ちはやふる」 平安時代 11世紀 京都国立博物館

益田鈍翁と応挙館 

1919年12月20日《佐竹三十六歌仙絵》の分割が行われた鈍翁の邸宅は、円山応挙の描いた障壁画で飾られていた。当時は品川区御殿山に所在していたが、1933年に東京国立博物館に寄贈された。

益田孝(鈍翁)ポートレート 鈍翁80歳、掃雲台にて。写真提供:鈍翁in西海子

応挙館 内観

「特別展」流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美 5組10名様

会期 2019年10月12日(土)~11月24日(日)
会場 京都国立博物館 平成知新館
開館時間 9:30~18:00 金・土曜は20:00まで 最終入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日 *10月14日と11月4日は開館 翌火曜日閉館
観覧料 一般1,600円 大学生1,200円 高校生700円
お問い合わせ 075-525-2473(テレホンサービス)
ホームページ https://kasen2019.jp/
応募〆切 9月30日[月]

 


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