「カルピス」みらいのミュージアム

未来につながる〝初恋の味〟

「カルピス」みらいのミュージアムを訪ねて

 

「カルピス」と言えば、「初恋の味」、 さらに「三島海雲」と連想できる人は、昭和生まれも半ばまでのシニアたちに違いない。あの水玉のパッケージ に被われた褐色の瓶、薄くなく濃く もなく水で割り、魔法のように甘酸っぱい飲み物になって、乾いたノドを潤した。コップのかすかな傷がカルピスの量の目印で、水は8分目までと決められ、一日1杯。贅沢な飲み物だった。風邪で寝込んだとき にリンゴを摩って絞ってジュースにしてくれたように、カルピスは貴重な飲み物だったのだ。

誕生して100年の日本発の乳酸 菌飲料が今日まで愛され、子どもからシニアまで飲まれつづけている秘密を探るべく、群馬県館林市の〈「カルピス」みらいのミュージアム〉を訪ねてみた。東武スカイツリーライン(伊勢崎線)館林駅からタクシーで約10分、アサヒ飲料群馬工場内に 2019年、カルピス・ブランド 100周年を記念して新設され一般公開されている。

まず〈はじまりのへや〉では、内モンゴルで長旅に疲れた三島海雲が 酸乳を勧められて飲んだところ、 すっかり元気になったという原体験のエピソードと、少女が夏休みに祖母の家で飲んだ「カルピス」のおいしさから、その始まりに思いを馳せ、タイムスリップして海雲に出会う ファンタジー・アニメーションを鑑賞。

オープンスペースに移ると、「日本の人にも同じように元気になってほしい」という三島海雲の志、いわば最初の〝カルピスの想い〞が見て取れるエピソードのコーナーがあり、歴代の広告やパッケージが展示された〈「カルピス」100年ギャラリー〉は懐かしさもひとしおだ。その後、2回の発酵を重ねてつくられる工程や実際の製造ラインも見学。長年カルピスの製造工程や「カルピス菌」の存在については公開されていなかったといわれ、今回〈「カルピス」 みらいのミュージアム〉に来て、その全てが明かされている ことに驚かされる。まさに〝未来〞へ向けて〝カ ルピスの想い〞がつながって行くような発信拠点。子どもや孫たちに伝えたい、見てもらいたいミュージアムである。

日本を代表するアニメーション 作画監督の小田部羊一氏の キャラクター原案。

「カルピス」みらいのミュージアム

[住] 群馬県館林市大新田町166
[問] Tel 0276-74-8593 Fax0276-74-8596
[営] 年末年始、指定休日 見学は無料ですが予約制、一日3回(10:00~11:30、13:00~14:30、15:00~16:30)電話またはWebにて。  
   予約受付時間/9:00~17:00(年末年始、指定休日を除く)   
[㏋]https://www.asahiinryo.co.jp/factory/gunma/


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