東京都庭園美術館

旧皇族朝香宮鳩彦(やすひこ)殿下、允子(のぶこ) 妃殿下の邸宅として約2 年の歳月をかけ1933(昭和8)年5月に完成した。ガラスレリーフや照明器具、壁画の油絵などは、ルネ・ラリックやアンリ・ラパンがフランスで作った作品を船で運び据えられたものだ。

両殿下は宮内省内匠寮(たくみりょう)の権藤要吉技師と打ち合わせを重ね、允子妃殿下は自ら暖房器のグリルのデザインや各部屋の壁紙の選択、、殿下の浴室の場所にも意見したという。夫妻専用のベランダには、黒と白の大理石が市松模様に敷かれ、庭園が一望できる。

47年皇籍離脱、朝香宮家が邸宅を離れたあとは一時期総理大臣公邸の役割を担っていたこともある。2015(平成27)年には国の重要文化財に指定された。

正面玄関ガラスレリーフ扉はフランスのガラス工芸家ルネ・ラリックの作品

噴水器(香水塔) 照明部分に香水を直接垂らすと照明の熱で香りを漂わせた

両殿下専用のバルコニー

2階の家族の居間へ通じる第一階段。フランス仕立てのアール・デコの空間から「日本のアール・デコ」の空間へ移行する階段ともいえる

書斎、一時期吉田茂もここで執務にあたった。絨毯、机、椅子も室内と同様に、アンリ・ラパンによるデザイン

[住]港区白金台5-21-9
[問〕03-5777-8600(ハローダイヤル)
〔営〕10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
〔休〕第2・4 水曜(祝日の場合は開館、翌日閉館)12月28 日~ 1月4 日
〔料〕展覧会によって異なる。庭園のみの入場料200 円(展覧会準備中も入場可)
[HP]https://www.teien-art-museum.ne.jp/

〔展覧会〕「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」~7 月7 日(日)まで

「建築をみる2019 1933 年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築資材と人びと」7 月20 日(土)~ 9 月23 日(月・祝)


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