港区白金台にある松岡美術館は、都心の隠れ家的存在として親しまれてきました。2年8カ月の長期休館を経て、今年1月26日から再開しています。
創設者の松岡清次郎氏は自らオークションや公募展に出向き、約2400点のコレクションを蒐集しました。本展では、本館所蔵の中国陶磁、中国絵画、日本画、西洋画、能面などのコレクションを再構成し、3会期連続で「出会い」をテーマにした企画展が開催されます。その第 1期となる本展では、「 二色(ふたいろ)の美」「 故(ふる)きを 温(たず)ねて」 「中国青銅器 形と用途」 を開催。

本館所蔵の中国陶磁コレクションから磁州窯や景徳鎮窯の作品を中心に、二色のコントラストが映えるうつわが出品され、二色がめぐりあう美を楽しめます。また、松岡美術館の至宝《青花龍唐草文天球瓶》も再開記念展に引き続き展示されます。


前期展示
「故(ふる)きを温(たず)ねて」では、諸葛孔明や後白河院のように永く語り継がれた人物や、吉事を予見させる縁起の良い作品が出展されます。《後白河院と遊女乙前》は歴史画の名手、真野満が院展で内閣総理大臣賞を受賞した作品です。
さらに、所蔵の中国青銅器を3期に分け一挙公開。創設者の清次郎氏は美術館開館前から、中国青銅器蒐集をはじめました。所蔵数は約20件と少ないものの、その半数以上が金文を持ち、資料的価値の高い作品群で、第一弾として形や用途に着目した内容で構成されます。
展覧会名 松岡コレクション めぐりあうものたち V ol.1
企画展1 二色(ふたいろ)の美
企画展2 故(ふる)きを温(たず)ねて
《特別展示 》 中国青銅器 形と用途
会期:2022年4月26 日(火)~7 月24日(日)
※「企画展 2 故きを温ねて 」のみ、 6 月7日(火)より展示作品の入れ替えあり
開館時間:10:00 ~17:00 (入館は 16:30 まで)毎月第1金曜日 10:00 ~19:00 (入館は18:30 まで)
休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
入館料: 一般 1,200 円 /25歳以下 500 円( 10名以上の団体は各100円引)高校生以下、障がい者手帳お持ちの方無料
会場 :松岡美術館 東京都港区白金台 5-12-6
お問い合わせ:03-5449-0251
鑑賞券プレゼント:5組10名様
応募〆切:4月20日(水)