サントリーラウンジ 昴

ギリシャ神話にも登場する星団、六連星(むつらぼし)を「昴」と呼ぶ。「昴」という店名は、経営母体の津川興業㈱の六番星の店(当時)として誕生し、六つの輝く存在でありたいとの願いをこめたという。昭和60年の開店から間もなく30年を迎える。店内は美しく上品な木目の楡(にれ)の家具と壁、バック・バーのガラスケースにはエッチングの北斎・歌麿の浮世絵が浮かび上がり、真鍮の枠組みの照明や一枚物の江戸友禅が敷きこまれたカウンターまで、見事な和の室礼。特に友禅染は、白生地(縮緬)を80㎝のカウンター幅にあわせて織り、しだれ桜に源氏車の友禅模様を手描き手染めで仕上げ、さらに全面に金箔押し。六人の友禅職人が数ケ月にわたって丹精込めた類を見ない逸品である。

そのカウンター越しに和紙のラベルの「響」を目にすれば、京に端を発した友禅染と、京都郊外の山崎蒸留所における日本初のウイスキーづくりが重なり合う。

特別仕立てゆえに道具類もすべて新調して仕上げた友禅の職人たちの情熱と、サントリーの創業者・鳥井信治郎の、「日本の風土に生まれ日本人の繊細な感性と丁寧な施しで、日本のウイスキーをつくり出す」という執念が錯綜する。

「昴」と命名した願いと「響き」にこめられた企業周年もまた共鳴し合っているかのようだ。大人の居場所で、銘酒を愉しむ至福の時間い寄せて。

撮影:KOGO INOUE

鳥井信治郎氏

 

バック・バーのガラスケースの中には様々な形をした、すべてサントリー製の記念ボトルが並ぶ。

 

鳥取境港直送のカニミソをベースにした昴オリジナル「洋風カニミソバター・クラコット」880円。

 

サントリーラウンジ 昴

[住] 新宿区新宿3-25-9 新宿モアビル7階
[問] 03-3350-8800(代)
[営] 月~土曜 17:30~翌0:40(L.O.0:00)、日祝祭 17:30~翌0:00(L.O.23:30) 19:30までは予約が可能。
[休] 無休、ただし年始(1月1日~3日)のみ休み

サントリー美術館様

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