かもめ

暖簾には創作料理、おふくろの味との染め抜きがある。女将さんは青森県八戸出身の犾守美栄(いずもりよしえ)さんで2000年にこの店を開いた。東北出身の客も多く、この日の先客も東北出身者だった。店に入って驚くのが、所狭しと貼られたメニューの多さだ。
女将さんが東北出身というだけあって、ホヤ、ハタハタ、すじ子などのメニューが目をひく。店名は、カモメの仲間であるウミネコ繁殖地として知られる八戸蕪かぶ島しまゆかりの名であり、また、カモメが神奈川県の県鳥であるところから名づけたという。

ちなみに、客は女将さんを「お母さん」と呼ぶ。女将さんを慕って、若い人から80歳過ぎの年配まで幅広い年齢層の客でにぎわうと、常連客が教えてくれた。

まずは、和田さんおすすめの〈生マグロ赤身・中トロ2点盛り〉と、福島県二本松の酒〈生酛〉をお願いした。海東さんは、ここでもマグロをペロリ、「実に旨いです」と気分も上々。本日、飲み続けである。そこへ常連客から「ホヤ、食べたことある?」とホヤをいただく。「海の味がします」というのがホヤ初体験の海東さんの感想。「いやぁ、それにしても、いい男だねぇ、食べっぷりも気持ちいいねぇ」とこの店でも海東株は上昇中。ここで、女将さんからもコーヒー豆を35度の焼酎で漬けた自家製のコーヒー酒をふるまわれる。そのほかに朝鮮人参酒、山もも酒、クコ酒などもある。風邪をひいた客のためにプラムのハチミツ漬まで用意されていて、「お母さん」と慕われるのも納得。

〆には八戸名物せんべい汁かとも思ったが、八戸ラーメンを作ってもらうことにした。居酒屋のラーメンも興味深い。八戸直送の細い縮れ麺に、煮干出汁のしょうゆラーメン。シンプルなラーメンで見るからに旨そうだ。「本当に旨いです。これなら腹一杯でもすんなり食べられますよ。〆に最高です」と大満足の大和散歩だった。
「大和の人たちのつながりを肌で感じることができて、初めての町なのに、居心地の良さにすっかり馴染んでしまいました。僕もいろんな人の力を借りて存在しているということを日々強く感じているので、いい出逢いを体験できました」と言う海東さんの興味の中心はいつも人にある。俳優・海東健がこの先どんな人にめぐり逢い、さらにどんな進化を遂げていくのか、期待が高まる。

かもめ

大和の住人が集う人気の居酒屋で、初めての客でもここなら自分の居場所が見つかりそうである。豊富なメニューは毎日でも通いたいと思わせる。生マグロ赤身・中トロ2 点盛り1,500 円、馬刺800円、クジラベーコン780 円、ホッキ貝680 円、金目煮1,500 円、つぶ貝味付焼500 円、すじ子おろし400 円、ハタハタ焼350 円、ホヤ580 円、松前数の子500 円、ハマグリ(小)酒むし680 円、八戸名物せんべい汁600 円、八戸ラーメン600 円のほか、まだまだ紹介しきれないメニューがそろっている。

〔住〕大和市大和東2-1-6
〔問〕046-264-8299
〔営〕17:00 ~深夜0:00 
〔休〕水曜


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