北口から5分くらいの<和 フレンチ カドヤ>は、2016年のオープン。シェフの高橋亮至さんによると、フランス料理ながら基本的に箸で食べる料理で、食材や調味料にも和の材料を使っているとのこと。お通しには5種類くらいの鎌倉野菜のマリネが出され、人気だという。1階にはカウンター席が設けてあり、一人で訪れる客も少なくない。食事を済ませた後、2軒目の店としてワインと小さな料理を楽しむ客もいる。2階1階とはまた異なるムードの空間で4人テーブルが3卓並び、6人まで座れるようになっている。

高橋シェフとコックの大関亮さんに、鎌倉野菜のビネグレットソース和えが添えられたオリーブオイルで低温で6~7時間じっくりと調理した鮎のコンフィ、オマール海老の西京味噌焼き、和イチボのローストと、3種類の料理を作ってもらった。

「コンフィという調理法だから、鮎が箸でスッと切れます。柔らかくて丸ごとおいしい。黒オリーブとアンチョビのソース(カプナード)なので、食材は和なのにフレンチの味わいがする、不思議ですね」と裕太さんは山梨産の白ワインを一杯。「オマールもプリプリで、口に入れた瞬間、西京味噌の香りが芳醇」と、見事な食レポぶ
り。そしてイチボのステーキでは、緑色したキューブ状のつけ合わせに興味津々で「これ、何ですか」とシェフに質問。シェフの「ホウレンソウで作った甘くない焼きプリンのようなもので、スフォルマートというものです」との答えに、「野菜がうまいですね、野菜大好きなんです。肉との相性が最高です」と。

このレストランがいかに魅力的かは、メニューを紹介することでわかっていただけるだろう。鮎のコンフィ鎌倉野菜のビネグレット和え添え900 円、オマール海老の西京味噌焼き1,900 円、和イチボのロースト100g2,100 円(200g2,900円)、馬肉のタルタル かりかりトーストと1,200 円、筍と生ハム パートフィロ焼きフキノトウのマヨネーズ1,000 円、鴨のコンフィのコロッケ900 円、フォアグラとホワイトアスパラの洋風茶碗蒸し900 円、地ハマグリと筍のオーブン焼きガーリック風味1,500 円、さざえのブルゴーニュ バター焼き1,200 円、鎌倉野菜の盛り合わせ蟹味噌バーニャカウダ1,000 円、浅利と海老の春キャベツの蒸し焼きカルトッシュ風900 円、真鯛の燻製のコンソメ茶漬け800 円などなど。お通しの鎌倉野菜、前菜、スープ、魚料理、肉料理の<カドヤコース>4,000 円、肉料理が本日のおすすめ牛肉料理になり、デザートかチーズ、食後の飲物が付く〈本日のおすすめ牛肉コース〉6000 円のコース料理もある。
〔住〕厚木市中町3-2-20 〔問〕046-200-9044〔営〕17:30 ~ 23:00L.O. 〔休〕日曜・月曜
*掲載時の内容ですので、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。