うなぎの つるや

来年で創業90年を迎える鎌倉の老舗。里見弴はゴルフ帰りに訪れ、小林秀雄は『本居宣長』を上梓したときに、サイン入りで女将(現三代目主人・河合吉英さんの母)にプレゼントするほど常連だった。

長門裕之は大船撮影所に通っていた若手のころ、先輩に連れられて訪れ、近くに住んでいた中村嘉葎雄もなじみで、兄・萬屋錦之介と一緒のときもあったという。1階の壁には中村自筆の絵が飾られている。また、鎌倉彫りのお重の蓋の絵は作家・村松梢風のデザイン。

暖簾とショーケースに飾られる絵は、NHKの人気ラジオ番組だった「とんち教室」で知られる漫画家の長崎抜天が描いたもので〝観世音 つるやの うなぎを 召した艶〟と記されている。うなぎ料理というのは単純なだけに、ごまかしがきかない。 ちゃんとした仕事をしないとすぐにばれる、とは吉英さんの弁。うな重、蒲焼き、白焼き2,750円、3,300円、3,850円、4,400円、4,950円。二段中入れ重は5,400円。調理には40分から60分ほど要するので、予約が望ましい。

〔住〕鎌倉市由比ガ浜3-3-27 〔問〕0467-22-0727  〔営〕11:30~19:00 〔休〕火曜


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