中国料理 桂花 ケイファ

住人の健康を気遣う中国料理店

 成城に店を構えて32年目、オーナーは望月哲人さん、娘婿のの敬さんがマネージャーを務める。敬さんは長年ニュージーランドに住んでいて、最近帰国したばかり。本人曰く「修行中です」と。ランチタイムにうかがったが、成城の住人とおぼしき客でにぎわっている。

 エビのチリソースや麻婆豆腐など4種類から選べるメインに小前菜や中華粥(またはご飯とスープ)、デザートが付いた週替りランチや、やきそばが人気のようだ。料理長の小野真さんにおすすめの料理を作っていただくことにした。

まずは、酸辣湯麺(サンラータンメン)。

酸辣湯麺(サンラータンメン)

「酸辣湯麺は初めてですが、 めちゃくちゃうまいです。酸味と辛味のバランスがとてもいいですね。 クセになる味です」と箸がとまらない淵上さん。小野料理長の「酸味を抑えているので、黒酢を少しいれると味が変化しますよ」とのアドバイ スで、黒酢をかけて更に一口。「ホント!味が深まりますね。スープ が麺にからむ感じがまたいいですね」と見事な初食レポ。

 続いて〈エビとイカのシソ風味炒め〉と〈牛フィレと夏野菜の山椒風味ピリ辛炒め〉(写真は3~4人用)。

〈エビとイカのシソ風味炒め〉
 続いて〈エビとイカのシソ風味炒
め〉と〈牛フィレと夏野菜の山椒風
味ピリ辛炒め〉(写真は3~4人用)。

「エビとイカが大ぶりで食感がよくて、翡翠色の見た目も風味も爽やかですね。牛フィレの料理は、ほのかな痺れと辛味が心地よく、絶対に白飯が欲しくなります」と大満足。

山椒で痺れを、酸辣醤、唐辛子、豆板醤で辛味を出している。自家製の麻辣醤には21種類の調味料や香辛料が使われている。料理には化学調味料が一切使われていないので、コクを上回らないという、決してしつこくならない上品な味に仕上がっているのだろう。

「成城にはご年配の方々も多く、塩分、油分、糖分などを気になさるお客様もいらっしゃるので、住人の方々に合わせた料理を心がけている」と言う敬さん。小野料理長のサブには上海出身の料理人もいて、食養(薬膳)おまかせコースなども提供している。淵上さんも「撮影所の帰りに仲間たちと絶対寄ります」と約束していた。

 まさに、成城住人のための中国料理店といった趣だ。

人気の週替りランチは1,500 円で、ある週のメインにはエビのチリソース、イカとエビと青海苔の塩味炒め、牛肉とピーマン細切り炒め、麻婆豆腐が用意されていた。おすすめ料理として酸辣湯麺1,200 円、海鮮あんかけチャーハン1,200 円、にらとクコの実の薬膳がゆ(胃腸の動きを強化し滋養強壮効果もある)1,200 円、しびれる辛さ四川麻婆どんぶり1,200 円が紹介されている。コースは2 名からの注文で、昼のサービスコースは1 人2,000 円と3,000 円、夜の特選Aコース5,000円、特選Bコース6,000 円などのほか、料理長おまかせ4,000 円、食養(薬膳)おまかせ4,000 円もある。一品料理は3 ~ 4 名用小サイズと1 ~ 2 名用スモールサイズがあり、エビとイカのシソ風味炒め(小2,200 円、スモール1,400 円)、牛フィレと夏野菜の山椒風味ピリ辛炒め(2,600 円、1,600 円)、中国黒酢仕立て酢豚(2,000 円、1,300 円)、豚スペアリブの揚物特製スパイスかけ1,400 円(2 本)など料理人の心意気と気配りが行き届いた料理が並ぶ。価格は税別。

〔住〕世田谷区成城6-4-13 成城フルールビル2F
〔問〕03-3483-8581
〔営〕昼11:30 ~ 14:00L.O.、夜17:00 ~ 20:30L.O.
〔休〕1/1 ~ 1/3

*掲載時の内容ですので、新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

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