成城 凮月堂

成城の玄関口に店を構える創業100年の大看板

 成城のまさに大看板店とも言える創業100年周年の 〈成城 凮月堂〉。実は本誌の 連載コラム「トーキョー・アート・ パラダイス」の執筆者である作家の 太田治子さんからも、推薦していだいた店である。現在のオーナーは3代目で、2階の喫茶室に上がる階段の壁には創業者堀清之亟氏が勲五等瑞宝章受章の日に佐藤栄作首相と一緒に写る写真が飾られている。勤続33年目の店長・鈴木元治さんによると、店は和菓子からスタートし、すぐに洋菓子を始めたらしい。

1階 の売り場ではケーキやマドレーヌを はじめとする焼き菓子などの洋菓子 のほか、和菓子の一角もあり、豆大 福、道明寺、どら焼き、わらび餅、 栗蒸し羊羹、季節の和菓子などが販売されている。ケーキではショート ケーキ、モンブラン、ミルフェ(ミ ルフィーユ)が人気が高く、いずれ も洋菓子を始めたころからの看板 ケーキである。話をうかがっている 間も、次から次に途絶えることなく 客が訪れる。ほとんどが成城の住人 だということだ。

2階の喫茶室でケーキをいただくことにする。昼下りのティタイムを楽しむ住人たちでほぼ満席である。オムライスセットやハヤシライスセットなどを注文するランチ客もいる。淵上さんがチョイスしたのは季節のマロンのショートケーキとダージリンのアイスティ。淵上さんの実家はパン屋さんで、ケーキも大好きだという。さて、マロンショートケーキのお味はいかがなものか。

「しつこくない甘さというのか、都会のケーキといった感じです。成城の味わいがします」と洒落たコメント。

和菓子からスタートした店だけあって、白玉ぜんざい、クリームあんみつなどの和甘味、また、モーニング、各種サンドイッチや軽食がお好みのケーキとセットのケーキランチなども人気だ。成城には、いまも落ち着いた生活を楽しむ気風が漂っている、と鈴木店長は言う。

洋菓子を始めた当初から人気のショートケーキ400円、モンブラン380 円、ミルフェ270円。季節限定スペシャルショートのマロン、シャインマ スカットは550円、カスタードプリン270円、フルーツロール370円、ガトーショコラ420円、レアチーズケーキ400円、アップルパイ420円、 生チョコケーキ420円、レモンパイ400円、プリンアラモード(苺、季 節によりフルーツは変わる)450円、シュークリーム210円、成城ロー ル(純生1,000円、あずき1,200円、栗1,280円)などショーケースに はカラフルなケーキが並ぶ。 豆大福200円、道明寺200円、栗きみしぐれ200円、どら焼き160円、砧団子180円、栗蒸し羊羹220円(棹 1,000円)など和菓子の品揃えも充実。喫茶室でのモーニング(8:30 ~11:00)は、トーストセット580円、キッシュセット680円、スコーン セット720円、つぶあんと北海道バター、マスカルポーネクリームのあんトーストセット700円。ケーキランチ(11:00~14:00)は、ハヤシライスセット1,250円(ケーキなし1,050円)、オムライスセット1,150円 (950円)など。セットはコーヒー又は紅茶付き。価格は税別。

〔住〕世田谷区成城6-10-8 凮月堂ビル 〔問〕03-3482-0551
〔営〕8:30 ~ 20:30、喫茶室は19:30L.O.(軽食類は19:00L.O.)
〔休〕1/1

*掲載時の内容ですので、新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

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