日本料理 成城 きた山 本店

日常も、〝晴れ〟の日も住人の口を悦ばせる和食

 1999年に開店した日本料理の〈成城 きた山〉。 地元の方からの「成城には和食屋がない」という声を聞き入れ、日本料理店のオープンと相成った。

敷地内の離れには3部屋の個室があり、記念日などの会食に利用する客が多い。

 格式ばった料理屋というより、住人の方たちに日常使いとして気軽 に来ていただきたいという思いから、価格もリーズナブルに設定されており、コースだけでなく、アラカルトにも力を入れている。

 客の顔や好みがわかるようなおつきあい、もてなしを心がけ、その日予約が入っている客の顔を思い浮かべながら料 を考え、仕入れをするといった具合で、成城住人のダイニングというにふさわしい心遣いだ。常連客が多いのも頷ける。カウンターの壁にはその日のアラカルト料理の品々が記された短冊が並ぶ。

 ランチメニューの一番人気だという〈旬の和御膳〉と、「食材の良さを引き出し、余計な仕事はしない」という中根英樹料理長おすすめの〈甘鯛の塩焼き〉と〈鱧と松茸の土びん蒸し〉を作っていただくことにした。

旬の和御膳
甘鯛の塩焼き

鱧と松茸の土びん蒸し

 和御膳の料理は、天然めばち鮪、大分の鯵、平目の造り、小鉢はきのこと菊花のおひたし、揚物は帆立の香煎揚げ、煮物は帆立と海老入りの蓮根饅頭、焼物はしいらの西京焼に出汁巻玉子と切干大根の付け合せなど。ウニ入り生湯葉のべっこう餡かけや茶碗蒸しも付く。

「いつも時間に追われていて久しぶりに料理らしい料理を味わっています」と舌鼓を打ちながら、冷酒〈きた山〉を一口。優雅な成城時間を満喫できたようである。

客の大半は50 代以上の成城住人で、舌の肥えた成城の大人御用達の趣。昼食には〈旬の和御膳〉1,880 円、〈お刺身御膳〉2,160 円、〈天麩羅御膳〉1,980 円、〈うなぎ櫃まぶし〉3,500 円、〈味わい御膳〉2,880 円などのほか、料理長お奨めの季節のコース〈花〉4,620 円もある。どんなお料理が提供されるのか、アラカルトの一例をご紹介しよう。甘鯛の塩焼き2,300 円、鱧と松茸の土びん蒸し1,800 円(鱧や松茸は10 月後半くらいまで)、焼松茸2,800円、クリームチーズの酒盗カナッペ800 円、加茂茄子の煮おろし1,200 円、のどぐろ煮付け3,000 円、鱧おとし1,800 円、カキフライ1,200 円、おこぜ唐揚げ2,000 円、脱皮海老の素揚げ1,000 円、鯵フライ1,500 円、帆立磯辺焼き1,600 円、長芋このわた和え900 円、〆サバのへしこ900 円などなど、いずれも酒が進む料理だ。夕食でもいろんな料理が味わえる〈響御膳〉〈雅御膳〉いずれも3,400 円のほかコースも用意されている。価格は税込。

〔住〕世田谷区成城6-16-14 〔問〕03-3789-1911
〔営〕昼11:30 ~ 14:00L.O.、夜17:30 ~ 21:00L.O.
〔休〕水曜・第1 火曜

*掲載時の内容ですので、新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

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