薪焼ピッツァとワイン アオジ ソシガヤ

 趣味のいい外観に、きっとおいしいに違いないと妙な確信を持ちドアを開けることにした。〈アオジ〉という薪焼ピッツァとワインの店で、、オーナーの後藤繁則さんが平成22年にオープンした。アオジというのは、後藤さんの実家の茨城にシベリアから越冬のため飛来する渡り鳥で、後藤さんの家には毎年同じアオジが一羽やってきて、後藤さんの父が可愛がっているという。

店内はテーブル4席、カウンター2席の小体な造りだが、大正末期のアンティーク家具や、アンティークな器にカトラリー、オールドニッポンのティカップ、職人が作るガラス製品など、店全体が後藤さんの好みで統一されており、いわば後藤さんの〝趣味の店〟といった趣だ。

「前菜をつまみにワイン、〆にピッツァといった、飲める蕎麦屋的な使い方をしていただければ」と後藤さん。メニューの一枚目には季節もの、日替わりのおすすめメニューが並ぶ。ピッツァだけでなくワインが進みそうな料理が紹介されている。

おすすめメニューの中から、〈人参と切り干し大根、ツナ、アーモンドのサラダ オレンジ風味>、ピッツァはトリュフ風味のマッシュルームソース、モッツァレッラ、トリュフ、半熟卵の後藤さんオリジナルの〈タルトゥーフォ〉を作ってもらう。
「歯切れがよくて、くちどけのいいピッツァを提供しようと思いました。生地が100%ありきで、それをキープするのが焼き。だめな生地だとどんなに上手く焼いてもだめです」と後藤さん。
「贅沢ですね、このピッツァは初めての体験です」とすっかり気に入った平田さん。「この店の雰囲気が似合うように、人としても男としても熟成したい」と宣言し、最後にプリンアラモードを味わった。

ピッツァ窯はナポリで造って持ってきた。オーナー・後藤繁則さんのピッツァは基本的に軽い。おすすめのピッツァとして紹介されていたのは、タルトゥーフォ2,400円(シーズンによる種類、特性の違いによりトリュフの使用量は変わる)、シチリアーナ(トマトソース、いわしマリネ、にんにく、オレガノ、オリーヴ、ケイパー)1,800円、ピペラード(スペインバスク地 方のピリ辛のパプリカの煮込み)ソースと生ハムと半熟卵1,900円、ジェ ノヴァペースト、モッツァレッラベースの鶏もも肉とフライドポテトとアーモンド2,100円など。一品料理では人参と切り干し大根、ツナ、アーモンド のサラダ オレンジ風味850円、蓮根のマリネ 少し辛いアンチョビ、にん にく風味 からすみ添え850円、豚肉とサラミを詰めたオリーヴのフリット 800円、しらすと生海苔のフリット“ゼッポリーネ”900円、青唐辛子のリ ゾーニ(米状のパスタ)バターとたまり醬油風味リゾット風1,100円、越 後もち豚のソテー マルサラ酒と生姜風味 じゃがいものグラタン“ドフィノワ”添え2,100円など、オーナーの趣味が詰まったメニューばかり。ランチピッツァにはスープ、デザート、コーヒーが付く。

〔住〕世田谷区祖師谷2-4-7 ケヤキロード祖師谷1号 〔問〕03-6411-9676 〔営〕昼12:00~14:00L.O.、夜17:30~23:00L.O. 〔休〕火曜(水曜のランチは休み)

掲載時の内容です。新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

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