創業55年のケーキ屋の感動のバタークリーム
甘いものには目がない、という彦太さんが南口で見つけたのが自家製洋菓子の店〈モンタナ〉。創業は1965年というから55年の歴史がある。
2代目の鈴木貴司さんは、材料を吟味しながら昔ながらの伝統の味 を守りつつ、新しい菓子作りにも挑戦している。かわさき宙と緑の科学館、日本女子大学、多摩区商店街連合会、川崎商工会議所とのコラボで開発した焼菓子〈米彦〉は貴司さんのレシピによる米粉を使ったプリン味の焼菓子で、上にはキャラメル味のチョコが乗っている。「ボリュームがあって、美味しくて、安いを提供しているので、地元のお客様に長年ご愛顧いただいているのだと思います」と貴司さん。

彦太さんは迷いに迷って、創業時から愛されるダミエと、大好きなモンブランをチョイス。貴司さんの母・節子さんのおすすめで〝ケーキ屋の作る一番おいしい〟バナナジュースもいただく。節子さんは演歌が大好きで、常連客のご婦人も交えて演歌談義が始まる。早くもご婦人方のハートをつかんだようだ。
ダミエを購入していた客に話を聞くと、「地元ではないんですが、この町に来ると必ずダミエを買って帰るんです」と。彦太さんも、よほど気に入ったのか土産にダミエを持ち帰った。

イートインのコーナーも広く、店内は地元客でにぎわっている。コーヒースポンジとチョコスポンジの間にバタークリームがサンドされクルミも入っている一番人気のダミエは賞味期限は5日間でカット360 円、ロング2,750 円、ハーフ1,470 円。やはり昔から大人気のモンブラン440 円、バナナが中に入っていて生クリームとの相性も抜群のサンレモ370 円、シュー生地の中にいちご、生クリーム、少し洋酒のきいたスポンジが入っているパリーブレスト490 円、塩味がきいてこくがありくせになるモンタナ伝統のチーズケーキ440 円、フワフワ食感でさっぱりした大きなドーム型のチーズスフレのスノードーム1,400 円などショーケースには常時20~ 30 種類のケーキが並ぶ。焼菓子も米彦200 円、6 個入1,360 円、12 個入2,720 円はじめ、クマの愛らしい形のハチミツ入りみつばちマドレーヌ190円など種類が豊富。イートインでいただくバナナジュースは530 円、自家製ソフトクリームをのせたクリームソーダ500 円。
〔住〕川崎市多摩区西生田3-9-22 〔問〕044-966-0324〔営〕9:00 ~ 20:00(喫茶は16:30L.O.、17:00まで) 〔休〕火曜・第3月曜
*掲載時の内容ですので、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。