映画『この道』の俳優たち

童謡誕生100年を記念して映画『この道』が制作された。

「あわて床屋」「ペチカ」「待ちぼうけ」「からたちの花」「この道」など誰もが子どものころに耳にし、口ずさんだこれらの歌は 北原白秋と山田耕筰とのコンビによるものだ 。

自由奔放な天才詩人・白秋と、西洋音楽を日本に導入した秀才音楽家・耕筰。 映画では、白秋の波乱に満ちた半生が、耕筰との友情を軸に描かれる。

白秋を大森南朋、耕筰をEXILEのパフォーマーとして活躍するAKIRA が演じる。

「偉人伝にするなら映画にする意味がない」とメガホンを取った佐々部清監督は、大森に、やんちゃそうでしかも色気のあるイメージを見い出し、 AKIRA のなかにある一生懸命で真面目な部分に惹かれて、俳優の個性に寄せ、白秋と耕筰を対照的な人物として 描くことを意識したという。 大森、AKIRA を得て、スクリーンに、どんな白秋と耕筰が浮かび上がるのかが見どころの一つだろう。 白秋・耕筰同様、現場では大森とAKIRAも同志としての 濃密な時間を共有したようだ

文=二見屋良樹 撮影=言美 歩

「AKIRAさんという相棒を得て、 白秋と耕筰の 青春が蘇りました」大森南朋

「大森さんと一緒に 音楽にかかわる映画に 参加できたことが素直に嬉しいです」 AKIRA

鈴木三重吉が1918年に児童雑誌「赤い鳥」を創刊したことを契機に生まれた童謡。「芸術味の豊かな、即ち子供等の美しい空想や純な情緒を傷つけないでこれを優しく育むような歌と曲」を子供たちに与えたいという願いから誕生した。その童謡誕生100年を記念して作られたのが映画『この道』だ。
 
映画は、日本の童謡誕生に立ち会い、童謡の黄金時代を築いた稀代の詩人・北原白秋を主人公に、その波乱に 満ちた半生と、西洋音楽を日本に取り入れたことで知られる音楽家・山田耕筰との友情が描かれる。白秋と耕筰のコンビはタイトルにもある「この道」をはじめ、「からたちの花」「ペチカ」「待ちぼうけ」など多くの童謡を世に送り出した。本作では白秋を大森南朋が、耕筰をEXILEのパフォーマー としても活躍するAKIRAが演じる。

出演に当たり大森が「脚本を読ませていただいて、白秋と耕筰のそれぞれの人物の色がとてもはっきりと描かれていて、白秋がどんな生き方をしたかというのを、面白く伝えられるのではと思い参加させていただきました」と言えば、AKIRAも「童謡誕生100年というタイミングで制作される映画に大森さんとご一緒できるというのは、とても光栄で魅力的でした。それに、二人が偉人として描かれてはいないので、白秋と耕筰の友情の物語が、 親近感をもって僕の中に入ってきました。クスッと笑えて、ホロッと泣けて、 温かさを感じられるこの映画に、ぜひ参加したいと思いました」と、それぞれ言葉は違うが、思い描くゴールまで の道程は同じ方向に向かっていたようだ。

……続きは、Vol.38をご覧ください。

©2019映画「この道」製作委員会

『この道』

2019年1月11日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国公開
監督:佐々部清 脚本:坂口理子 音楽:和田 薫
主題歌:「この道」EXILE ATSUSHI(rhythm zone)
出演:大森南朋、AKIRA、貫地谷しほり、松本若菜、小島藤子、由紀さおり、 安田祥子、津田寛治、升 毅、柳沢慎吾、羽田美智子、松重 豊 ほか
配給:HIGH BROW CINEMA 


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