日本橋署に着任したばかりの「新参者」の刑事・加賀恭一郎が、人形町を舞台に様々な事件を解き明かしていく警察ミステリー「新参者」シリーズ。テレビ、映画版では阿部寛が刑事・加賀恭一郎を演じた。東野圭吾の人気小説を舞台化する「東野圭吾シアター」の開催が決まり、第一弾としての公演となる『祈りの幕が下りる時』は演劇集団キャラメルボックスの成井豊が脚本・演出を手がけ、小西詠斗と多田直人のW主演を務める。
本作は、累計発行部数1400万部を突破した東野圭吾の人気シリーズの第10作にあたる。この加賀恭一郎シリーズは、東野圭吾のデビュー2作目として1986年に刊行された『卒業』からスタートし、学生だった加賀恭一郎が、大学卒業後は教師を経て警察官となり、シリーズを通してさまざまな事件に関わっていく。
『祈りの幕が下りる時』では、加賀の失踪した母親が初めて登場し、失踪した理由が判明し、そして、加賀が優秀ながらなぜ所轄の刑事のままでいるのか、彼自身の謎も明らかになっていくシリーズの総決算ともいうべき作品で、第48回吉川英治文学賞に輝いている。
舞台版の脚本・演出を務めるのは、これまでに『容疑者Xの献身』(2012、2019、2021年)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2013、2016年)、『仮面山荘殺人事件』(2020、2023年)など、東野作品の舞台化を手がけてきた成井豊。
シリーズの顔となる加賀恭一郎役には、舞台『容疑者Xの献身』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』でも主演を務めたキャラメルボックスの多田直人。加賀とともに捜査にあたる警視庁捜査一課の刑事・松宮脩平役には、「舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯」や「進撃の巨人-the Musical-」など、話題作への出演が続く、小西詠斗。そして、被害者の中学時代の同級生であり、演出家の角倉博美役に原田樹里。脇を固める父親役に文学座の石橋徹郎、柿喰う客の田中穂先、中嶋海央、キャラメルボックスの岡田さつき、筒井俊作など、演劇界を牽引する顔ぶれが揃った。

<公演概要>
東野圭吾シアター 舞台『祈りの幕が下りる時』
原作 東野圭吾『祈りの幕が下りる時』(講談社文庫)
脚本・演出 成井豊
出演 小西詠斗・多田直人/原田樹里 田中穂先 筒井俊作 岡田さつき 関口秀美 中嶋海央
早海亜衣理 辻合直澄/石橋徹郎
公演サイト https://napposunited.com/higashinokeigo-theater2025
【東京公演】 2025年 5月17日(土)〜5月25日(日) サンシャイン劇場
【大阪公演】 2025年 5月31日(土)〜6月1日(日) サンケイホールブリーゼ
公演サイト https://napposunited.com/higashinokeigo-theater2025
チケット一般発売:3月29日(土)10:00より
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