「生田緑地ばら苑」は、向ヶ丘遊園オープン開業30周年記念事業として開園。バラの品種の多いことと池を配した造園の美しさにも特徴があり、開園当時は「東洋一のばら苑」と言われた。2002年に向ヶ丘遊園が閉園したが、ばら苑の存続を求める多くの市民の声に応え、川崎市が運営を引き継ぎ、現在は約150人のボランティアの方々が中心になって苑内の管理やバラの手入れを行っている。
約800種、約3,300株のバラが咲き誇り、四季咲き大輪、中輪、ミニバラなどの他、春は特につるバラも楽しむことができる。苑内を埋め尽くす満開のバラ風景は圧巻で、地域の方々はもちろん、県外からも毎年多くの方が訪れる。

ばら苑は、入場無料で開放され、苑内のバラの育成や管理向上のため募金を行っている。一般開放の期間は、5月8日(木)~25日(日)(休苑日なし)、小田急線「向ヶ丘遊園駅」から徒歩20分。期間中地元の学生によるミニコンサートや専門家によるバラ育成講習会などが予定されている。詳しい情報は、生田緑地ばら苑ホームページ(https://www.ikuta-rose.jp/)をご覧ください。