サントリーホールディングスでは5月30日、青森県津軽地方、長野県高山村の両地域で生産したワインが、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(International Wine Challenge、以下IWC)2025において、金賞を受賞したと発表した。IWCといえば、1984年に始まった世界で最も影響力のあるワインコンペティションの一つ。今回の受賞は、同社のワインづくりに対する取り組みと品質が評価されたもの。
受賞した銘柄は、「SUNTORY FROM FARM津軽 シャルドネ&ピノ・ノワール スパークリング2019」「同 高山村 シャルドネ 2023」。

青森県津軽地方は、冷涼な気候と岩木山の火山灰土壌が特長で、豊かな香りと酸味が魅力のぶどうが栽培されている。同社は、行政や農業組合と協定を締結し、津軽地方のぶどうの生産拡大や品質向上に長年取り組んできたが、津軽地方ならではの特長あるぶどうを厳選し、瓶内二次醗酵(瓶内で泡をつくり出すスパークリングワインの製法)を36カ月間にわたり熟成してつくられたもの。熟したりんごのような甘い香りとトーストのような香ばしさとの調和、充実感のある果実味が特長のスパークリングワインが実現した。
「SUNTORY FROM FARM 高山村 シャルドネ 2023」も、長野県の北信地区に位置する高山村は、昼夜の寒暖差が大きく降水量が少ない、ぶどうの生育に適している環境にあった。地元栽培家と協力して育てたぶどうから、収穫した畑ごとに原酒をつくり分け、アッサンブラージュ(ブレンド)したもの。熟した黄桃やパイナップルのような果実の風味と、爽やかな酸味のバランスが良く、なめらかでふくらみのある味わいという。
「青森県津軽地方、また長野県高山村の関係者の皆様と一丸となって、ぶどう栽培からワイナリーでのワインづくりに至るまで、品質向上に向けて歩んできました。今回、世界的に権威あるコンペティションのIWCにおいて金賞を受賞したことを、心より嬉しく思います。世界に肩を並べる〝ジャパニーズワイン〟を実現するという目標に向け、日本ワインの品質をさらに向上させるべく、今後も挑戦を続けていきます」とサントリーのワイン本部長・吉雄敬子氏は喜びのコメントを発表している。
なお本件に対する問い合わせは、サントリーお客様センターへ https://www.suntory.co.jp/customer/