早雲山~桃源台間の全長約4kmの空中を結んだロープウェイが全線開通したのは1960年。まず1959年の12月に早雲山~大涌谷間が完成し、翌1960年9月7日に大涌谷~桃源台間が開業。今年で65年周年という節目を迎え、記念の感謝祭を実施すると、株式会社小田急箱根が発表した。
「箱根ロープウェイ」は、早雲山から大涌谷間で約130m下の大涌谷の谷底の絶景を目にし、桃源台方面へ向かう途中には富士山や芦ノ湖の景色を望むことができる。いわゆる「箱根ゴールデンコース」として多くの観光客に親しまれてきた。
2002年には日本で初めて「複式単線自動循環式(DLM)フニテル」を導入、2009年7月9日に、年間有料乗車人員が世界最多のロープウェイとして、ギネス世界記録にも認定された(当時)。全線開通65周年を記念して、今年3月に日本初のオープンエアー型のゴンドラ「ROPESTER」の運行が開始されたばかり。また4月大涌谷に〈黒・ジオ・風〉をテーマにした新展望エリア「ちきゅうの谷」をオープンし、話題となったばかり。谷に吹き込む風を感じる「風の輪テラス」、火山の噴気を見下ろす谷へ突き出した「息吹のデッキ」、開放感ある景色を見渡せる「大空のほとり」の3つの展望デッキなど、ダイナミックな地形や風など雄大な自然との触れ合いを楽しめる絶景の舞台が設えられた。
「感謝祭」のスタートの9月7日には、18名定員のゴンドラを1組で利用できる貸切利用券が特別販売される。また小学生までの子どもには先着100名に箱根ロープウェイオリジナルグッズのプレゼントがある。さらに、1年を通じてロープウェイから見る箱根の景色を楽しんでもらおうと、2026年3月末日まで、10月1日以降の初回ご利用日から1年間有効となる「箱根ロープウェイ年パス」も販売するという。一度は、箱根ロープウェイの空中散歩を体感してみてはいかが。
お問い合わせ:株式会社小田急箱根 運輸本部 索道部
TEL:0465-32-2205(平日 9:00~17:00)