[特別展]生誕100年激動の時代を生きた二人の女優─原節子と山口淑子

会期:9 月 11 日(金)- 12 月 13 日(日)
会場:鎌倉市川喜多映画記念館
特別展観覧料:一般 400 円、小・中学生 200 円

 2020 年は、伝説的な存在として人々の記憶に留まり続ける二人の女優̶原節子(1920 年6 月17 日~ 2015 年9月 5 日)と山口淑子(1920 年 2 月 12 日~ 2014 年 9 月 7 日)̶の生誕100 年にあたります。
 デビューから間もなく日独合作映画のヒロインに抜擢されて一躍スターとなり、戦中・戦後を通して国民的な人気を誇ったものの、若くして表舞台を去り鎌倉の地で静かに余生を送った原節子。


 一方、中国で生まれ育った山口淑子は、日本の国策映画会社・満映から《李香蘭》の名でデビュー、歌手として女優として東アジアの大スターとして君臨し、戦後も世界を見据えた視点で幅広い活躍を続けました。
 その生き方も、女優としてのイメージも大きく異なる二人ですが、本展では、同じ年に生まれ、ともに激動の時代を生き抜いた二人の女優の姿を貴重な資料を通して振り返ります。


原節子・山口淑子の代表的な出演作を上映!
『東京物語』(1953 年)、『麦秋』(1951 年)、『私の鶯』(1944 年)、『萬世流芳』(1942 年)、『新しき土』(1937 年)、『智恵子抄』(1957 年)、『青い山脈/続・青い山脈』(1949 年)、『暁の脱走』(1950 年)、『醜聞〈スキャンダル〉』(1950 年)、『白痴』(1951 年)
映画鑑賞料金:一般 1000 円、小・中学生:500 円(展示観覧料含む)
※詳しい上映スケジュールは HP
http://www.kamakura-kawakita.org/)をご覧ください

トークイベント
*【特別上映】10 月 17 日(土)13 時‐『萬世流芳』上映後李香蘭と川喜多長政を繋いだ “中華電影”
ゲスト:刈間文俊さん(東京大学名誉教授)
料金:一般 1600 円 / チケット発売:9 月 19 日 –
*【特別上映】10 月 18 日(日)14 時‐『私の鶯』上映後晩年の李香蘭、山口淑子
ゲスト:高橋政陽さん(テレビ朝日)
料金:一般 1600 円 / チケット発売:9 月 19 日 –
10 月 31 日(土)14 時‐ 原節子と『新しき土』
ゲスト:石井妙子さん(ノンフィクション作家)
料金:一般 1200 円 / チケット発売:9 月 19 日 –

お問い合わせ:鎌倉市川喜多映画記念館
〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下 2-2-12
TEL:0467-23-2500 / FAX:0467-23-2503
MAIL:info@kamakura-kawakita.org
HP:http://www.kamakura-kawakita.org


編集部鑑賞日記

 チラシの写真に魅せられ『生誕100年激動の時代を生きた二人の女優─原節子と山口淑子』展に行ってきました。写真は、コモレバの21~30号の表紙でもおなじみの早田雄二さんでした。さすがに「女優専科」と言われた早田雄二。二人の個性が強く現れる一瞬を逃しません。
 企画展には、出演した映画のポスターやスチール写真、衣装などが飾られ、往時がしのばれます。
 日独合作映画『新しき土』のヒロインに原節子が抜擢されたのは16歳。完成後は、川喜多夫妻や義兄らと宣伝のために約半年をかけて欧米を回ったそうです。『新しき土』は、上映が1937(昭和11)年。とても16歳とは思えない大人の女性・原節子に驚きました。また、川喜多夫妻の果たした、日本映画へ貢献もひしひしと感じました。

 山口淑子は2014年の9月、その一年後の9月に原節子は亡くなりました。伝説の二人の女優は望んで入った映画界ではなかったようです。生き方も女優としてのイメージも大きく違いますが。激動の時代に生きた二人の女優。お彼岸の一日、二人を偲びました。
 館内にいると二人の映画がぜひとも観たくなりました。

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