――9月19日から催物に関する制限の緩和が実施され、テレビの歌番組収録なども観客の声援はない状況下ですが観客を動員して実施されるようになりましたが、現在の活動を教えてください。
ナルト 10月4日に、夢だったNHK-BSプレミアム「新・BS日本のうた」についに出演することができ、デビュー曲を披露することができました。ブラジルの祖父母をはじめみなさんすごく喜んでくださって、ここまでがんばってきて本当に良かったと、しみじみと思いました。感激のステージだったので、緊張していたかもしれません。デビューして間もない歌手がNHKの番組に出られるというのは歌手として本当に恵まれているということは知っていましたので、実現できて、事務所やレコード会社の人たちをはじめ、応援してくださったすべての人たちへの感謝の気持でいっぱいです。ブラジルにいる僕の家族に、テレビで歌っている姿を見せるという一つの夢がやっとかないました。この数か月の間、心が折れそうになることも確かにありましたし、何より先が見えないということが不安で、一番つらかったですね。デビューはしたものの、ステージに立って歌うということも、この先ないのではということを考えることもありましたから、感慨はひとしおです。「太陽のスマイル～ナルトの燦々サンバ～」という曲で、デビューできて良かったと思っています。こういう時期だからこそみなさんに聴いていただきたい元気をお届けできる曲ですし、この曲でパワーをお届けするのが僕のミッションのような思いで歌いました。僕もこの曲から力をもらいました。
――生配信ライブも実施なさったのですよね。
ナルト 10月9日に、ついに生配信ライブを行いました。前日が22歳の誕生日だったので、バースデーライブということで、デビュー曲、大好きなBEGINさんの「島人ぬ宝」、新しい年齢の新たな1年ということで吉幾三さんの「門出」など5曲歌いました。ブラジル、日本の多くの方々からすごい声援をいただきました。歌手・黒木ナルトがやっと世の中に出たような思いでした。声援のメッセージ、コメントをいただき、そして視聴してくださった方々に黒木ナルトという歌手を少しはお伝えすることができたのかなという手応えも感じました。みなさんに歌をお届けできるという幸せな時間でした。4月8日にデビューはしましたが、この日がプロとしての初ステージ、デビューしたことを実感できた真の意味でのデビュー日のような記念の日になりました。この日が来るのが待ち遠しくて、この配信ライブで、今の黒木ナルトのすべてを表現できたのではないかなと思います。その前にNHKをご覧になって僕のことを知って、応援してくださる方も増えて配信ライブもご覧いただけたようです。やはり〝ナマ〟という言葉だけでワクワク感が違いますね。今後もできることでしたら毎日でもやっていきたいです。
――今後の活動はどのようになりそうですか。
ナルト やはりまだまだステージに立つチャンスはないので、今できるSNSが中心でYouTubeなどでみなさんとコミュニケーションをとっていきたいと思います。ブログでも必ず毎日8件の記事をアップしています。8月末からはラジオ日本の「そんなバナナ」で、レギュラーパーソナリティも務めています。でも、早く多くのお客様の前で歌いたいです。黒木ナルトの存在を知っていただきたいです。そして、人生で一回しか勝負できない新人賞を受賞して、ブラジルの祖父母に届けたいですね。
銀座山野楽器で毎年開催している「演歌まつり」が、全国どこからでも楽しめる動画配信イベントで登場！ 黒木ナルトも参加することが決定した。山野楽器CD/DVD取扱各店およびオンラインショップにて、黒木ナルトのCDを購入すると、先着で黒木ナルトの30分の配信ライブが視聴できる「シリアルコード入り特典カード」を入手できる。 〔特典配布期間〕2020年12月25日（金）まで。
※オンラインショップ：2020年12月15日（火）まで。
〔視聴期間〕2020年11月25日（水）0：00～12月25日（金）23：59パソコン、タブレット、スマートフォンにて特設ページより視聴ページにアクセスし、シリアルコードを入力すると黒木ナルトの動画を視聴できる。
特設サイト：https://www.yamano-music.co.jp/contents/dokoen/
〔問〕フリーダイヤル0120-913-906（12/25まで、平日10：00～18：00）
撮影協力：珈琲 おーるど
〔住〕東京都世田谷区代沢5-6-15-1F〔問〕03-3419-8157〔営〕10：00～20：00〔休〕月曜
ブラジル生まれ、育ちの黒木ナルトさんはコーヒーが大好きということで、2016年発行の本誌30号の「沿線グラフィティ」下北沢第二景での取材で、俳優の大谷亮平さんと一緒に訪れた「珈琲 おーるど」にて取材を実施。ナルトさんは深煎りと浅煎りのブレンドを、ホームメードのレアチーズケーキとともに楽しんだ。弊誌「コモレバ」を愛してくださったご主人の鈴木敏雄さんは残念ながらこの6月に亡くなられたということだが、奥さんの久美子さんが、敏雄さん同様ネルドリップで丁寧にコーヒーを淹れてくれる。