文化庁主催海外展「長澤蘆雪―18世紀日本のアバンギャルド」展(チューリッヒ)の開催

文化庁は、平成30年9月6日~11月4日にかけてスイス連邦・チュ ーリッヒ州のリートベルク美術館において「長澤蘆雪―18世紀日本のアバンギャル ド」展を開催します。長澤蘆雪が単独でスイス及びヨーロッパで紹介される初めての機会です。 本展覧会は、長年、長澤蘆雪を研究してきた同美術館日本・韓国美術学芸員であるカ ーン・トリン博士の研究成果のひとつとして開催されるものであり、日本のみならず、 ヨーロッパ、アメリカの美術館からも出品されます。

重要文化財 紙本墨画竜虎図のうち虎図 長澤蘆雪筆(無量寺所蔵)

重要文化財・重要美術品12件を含む54件を予定(日本から38件、その他から 16件、展示替え1回)。
主な作品には、
・重要文化財 紙本墨画竜虎図 長澤蘆雪筆(無量寺)
・重要文化財 絹本淡彩宮島八景図 長澤蘆雪筆(文化庁)
・重要文化財 紙本墨画群猿図 長澤蘆雪筆(草堂寺)
・寒山拾得図 長澤蘆雪筆(高山寺)

展覧会の目的
(1)長澤蘆雪(※)の芸術に対して近世の禅思想はどのような影響を与えたか、
(2)蘆雪はなぜ特に動物、子供、禅機といった画題にこだわったか、
(3)蘆雪はパトロンとどのような関係をもったか、
(4)蘆雪の作品に彼が活躍していた地方の特殊性がどのように反映するか
(5)蘆雪の誇張した表現への傾向にはどのような原因があったか、
という研究テーマにより、54件の名品をもって蘆雪の画業を網羅します。本展の中心は南紀串本町の禅宗名刹、無量寺の本堂障壁画の展示です。展覧会会場の中心に障壁画を約35枚、オリジナルの位置関係で展示することにより、それぞれの画面がどのように関係するかを明確にします。

長澤蘆雪(1754-1799)は近世日本の最も魅力的な絵師の一人です。長く円山応挙の 弟子の一人として知られて来ましたが、ここ数十年、蘆雪は応挙と同世代の伊藤若冲や曽我蕭白とともに「奇想の画家」として位置づけられ、高く評価されるようになりました。


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