県立神奈川近代文学館「特別展 巨星・松本清張」

戦後日本を代表する作家・松本清張(1909 ~ 1992)。出身地・北九州市小倉で前半生を過ごした清張は、朝日新聞西部本社広告部に勤務するかたわら、41 歳の年に懸賞小説に応募した「西郷札」が入選、翌年直木賞候補となり、作家人生をスタート。以後、多岐にわたるジャンルで精力的に筆を執り続け、1,000 編にも及ぶ作品を遺しました。

1953 年(昭和28)、「或る『小倉日記』」伝」で芥川賞受賞後に上京し、1958 年には、社会派推理小説の先駆けとなる『点と線』『眼の壁』が大ベストセラーとなり、「清張ブーム」が巻き起こります。「ゼロの焦点」「砂の器」、時代小説「かげろう絵図」、ノンフィクション「日本の黒い霧」「昭和史発掘」、古代史論考「古代史疑」「清張通史」などの数々の代表作を遺しました。

本展では約400 点の資料で清張の多彩な作品の世界を展観します。常に庶民の目線から、個人の人生を翻弄する社会の問題、時代の闇を告発しつづけ、読者の圧倒的な支持を得た松本清張。本展は、清張が作品に込めたメッセージを伝えるとともに、現代社会を見つめ直す機会となることでしょう。

飯田隆夫氏撮影 パリで 1986年5月24日

遺品の蔓延櫃とインクボトル 北九州立松本清張記念館蔵

朝倉摂画「砂の器」挿絵原画 神奈川近代文学館蔵

特別展「巨星・ 松本清張」

会期2019年(平成31)3月16日(土)~5月12日(日)
会場県立神奈川近代文学館 第2、3展示室  神奈川県横浜市中区山手町110
開館時間9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日(4月29日、5月6日は開館)
観覧料一般600円(400円) 65歳以上・20歳未満及び学生300円(200円) 高校生100円(100円)、中学生以下無料*( )内は20名以上の団体料金 一般
お問い合わせ045-622-6666
会期中のイベント①4月 6 日(土) 朗読会「或る『小倉日記』伝」  出演:長塚京三(俳優) 料金:1,200円
②4月13日(土) 講演会「松本清張史観と昭和史」 講師:保阪正康(評論家) 料金:1,000円
③4月28日(日) 講演会「松本清張を推理する」 講師:阿刀田高(作家)  料金:1,000円
④5月5日(日・祝)、6日(月・振休)文芸映画を観る会「影なき声」日活 1958年 前売:600円
⑤会期中毎週金曜日 ギャラリートーク 参加無料(要展示観覧料)

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