イギリスの人気作家レイチェル・ブライトと、数々のベストセラー作品を手がけるイラストレーター、ジム・フィールドによる動物絵本シリーズの第4弾となる『ほしがりやのクジラ』が、2025年3月に刊行された。本作は、俳優・宮沢氷魚が初めて翻訳を手がけた作品だ。
クジラのハンフリーは、自分を満たしてくれる完璧なモノを探す旅に出て、行く先々でいろいろなモノを集める。けれどもどんなにたくさんのものを集めても、全然満足できない。そればかりか、集めれば集めるほどに、ひとりぼっちの寂しさを感じてしまう。そんなハンフリーに、カニのクリスタルが問いかけます。“本当は何が欲しいの?” 。ハンフリーの心が求めていた、本当に欲しかったモノとは……
「しあわせってなんだろう。ときどき考える時がある。考えてもなかなか答えは出ない……。でも僕はこの物語の描くしあわせがすごく好き。」と翻訳の宮沢氷魚のコメントである。
絵本は、子どもだけでなく大人の心も癒してくれる。動物絵本シリーズは、世界累計350万部超、43言語に翻訳されており、『おかえり、オオカミ』『のんびりやのコアラ』は、女優の安藤サクラが翻訳している。