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早逝のデザイナー、没後30年を超えて「倉俣史朗のデザイン─記憶のなかの小宇宙」

 いまや伝説のデザイナーとも言える倉俣史朗。発表当時、センセーショナルな話題となった飲食店や服飾店の店舗デザインを手がけ、また独創的な家具を発表しました。しかし、1991年、そのキャリアの絶頂のなかで突然亡くなります。享年56。その早すぎる死のために、デザイン界は宙吊りのまま置いておかれたと言ってもいいでしょう。そのためか、倉俣の業績を検証する展覧会は数多くありません。

 そして生前から日本よりもヨーロッパでの評価が高いということもありました。没後30年を超えて、今新たに、倉俣史朗の人と作品を検証し、その詩情あふれるデザインを読み直します。

倉俣史朗《硝子の椅子》1976年 京都国立近代美術館蔵 撮影:渞忠之  © Kuramata Design Office
倉俣史朗 ショップ「スパイラル」1990年 撮影:淺川敏 © Kuramata Design Office

「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」
The Work of Shiro KURAMATA: A Microcosmos of Memory


会場:世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1-2)
会期:2023年11月18日(土)〜2024年1月28日(日)
時間:10:00〜18:00(最終入場時間 17:30)
休館日:毎週月曜日および年末年始(2023年12月29日[金]~2024年1月3日[水])
*ただし、2024年1月8日(月・祝)は開館。1月9日(火)は休館
観覧料:一般1,200円、65歳以上1,000円、大高生800円、中小生500円 

【世田谷美術館|公式サイト】https://www.setagayaartmuseum.or.jp

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