日本橋の三井記念美術館は、江戸時代から収集された美術品約4000点、特に茶道具や刀、武具、絵画などの所蔵品を誇る。その所蔵品の中から日本や東洋の古美術に親しむ「美術の遊びとこころシリーズ」が開催され、第9弾となる本展は、「花」と「鳥」がテーマ。
四季を通して咲く花々は、多種多様な姿で美術工芸品の中に登場している。本展では、質感が巧みに表現された絵画、技法を駆使してデザイン的・立体的に花を配した工芸品や「花」にちなんだ銘を持つ茶道具などが展示される。

「鳥」も美術を彩るモチーフの重要なモチーフの一つだ。今回は長寿を象徴する鶴、身近な存在の雀や鶏、想像上の瑞鳥である鳳凰等さまざまな鳥たちが絵画・工芸品を通してご覧いただける。

さらに、花と鳥は、季節感や吉祥を示すモチーフとして、さまざまな組み合わせで美術工芸品の中に取り入れられているが、本展でも「花鳥」を表した華やかな絵画や工芸品が紹介される。
美術の遊びとこころⅨ 花と鳥
会期:2025 年7 月1 日(火)~ 9 月7 日(日)
開館時間:10:00 〜 17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(但し7 月21 日、8 月11 日は開館)
会場:三井記念美術館 (東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7 階)
入館料:一般1,200(1,000)円/大学・高校生700(600)円/中学生以下無料
お問い合わせ:050–5541–8600(ハローダイヤル)
【HP】https://www.mitsui-museum.jp