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ふなき かずお
歌手、俳優。1944年12月12日、愛知県一宮市生まれ。63年6月5日、「高校三年生」で歌手デビュー、「高校三年生」は発売半年で100万枚を超える大ヒットとなった。同年には同名映画『高校三年生』で映画デビューを飾った。同年の日本レコード大賞新人賞を受賞し、NHK紅白歌合戦にも初出場を果たした。紅白歌合戦には通算10回出場。ゴールデンアロー賞の第1回新人賞も受賞。デビュー2年目でNHK大河ドラマ第2作「赤穂浪士」に矢頭右衛門七役で時代劇初体験、その後大河ドラマでは「源義経」「春の坂道」「毛利元就」にも出演している。また、「夕笛」「初恋」など詩歌、文学をモチーフにした抒情歌謡と呼ばれるジャンルで第一人者的存在となり、66年には「絶唱」で日本レコード大賞歌謡賞を当時最年少で受賞、映画化もされ大ヒットした。映画監督&脚本家の松山善三の長編抒情詩を舟木の歌唱で綴るアルバム『その人は昔』は画期的な企画で当時のLPとしては記録的な売上となり、やはり映画化もされた。代表曲に「修学旅行」「学園広場」「仲間たち」「あゝ青春の胸の血は」「君たちがいて僕がいた」「花咲く乙女たち」「北国の街」「高原のお嬢さん」「哀愁の夜」「友に送る歌」「銭形平次」「太陽にヤア!」「夏子の季節」「くちなしのバラード」「浮世まかせ」「春はまた君を彩る」など多数。また、ヒット曲の多くが映画各社で映画化されている。テレビドラマでも「雨の中に消えて」「あいつと私」「泥棒育ちドロボーイ」「愛しすぎなくてよかった」(脚本:内館牧子)、12時間ドラマ「赤穂浪士」(清水一学役)、NHK連続テレビ小説「オードリー」など数多く出演している。近年は舞台では年2回の一ケ月の座長公演のほか、年間50日を超える全国でのコンサート(昼夜2公演)を実施している。01年に松尾芸能大賞を受賞。