「名匠・小津安二郎」の生誕120年、没後60年に想う


information

「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」

会期:4月1日(土)~5月28日(日)
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月1日は開館)
会場:県立神奈川近代文学館(横浜市中区山の手町110 横浜・山手 港の見える丘公園内)
観覧料:一般800円、65歳以上・20歳未満及び学生400円、高校生100円、中学生以下無料

▲小津が愛用していた「ピケ帽」などの展示もある。小道具係にダース単位で作ってもらっていた。熱い現場で汗止めの役割もあったという。築山秀夫氏蔵

執筆者・米谷紳之介氏著『小津安二郎 老いの流儀』刊行


『東京物語』『晩春』『秋刀魚の味』など、数々の傑作を生んだ世界に知られる名監督・小津安二郎。粋と独自の美学に彩られた60年の生涯において貫き通した〝流儀〟とはいかなるものだったのか。「古くならないことが、新しいこと」「品行はなおせても、品性はなおらない」「なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う、芸術のことは自分に従う」などなど、小津自身がインタビューや、脚本も手がけた作品に遺した、小津の享年にちなんだ60の名言を手がかりに、人生を深く豊かに味わうための珠玉の一冊が、新装版として発行される。心と体の奥底まで、じわじわと染み入る小津映画の味わいのように、小津の言葉もまた、読む人の心に深くしっとりと響いてくるに違いない。

著者:米谷紳之介
定価:1,925円(税込)
発売日:4月19日
発行元:双葉社


 

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