◆3月1日(土)よる7:00/3月30日(日)ひる12:30
『三屋清左衛門残日録 陽のあたる道』 (2021年:オリジナル時代劇)

藤沢周平のハードボイルドな短篇「闇討ち」と『三屋清左衛門残日録』の世界を融合させたシリーズ第5作。生まれたばかりの孫との時間を何よりの楽しみとして穏やかな日々を過ごしている清左衛門を江戸詰めの近習頭取が訪ねてくる。十年前に御納戸頭が起こした収賄事件が、実は濡れ衣だった可能性があると聞かされた清左衛門は、調べるうちに、思いもよらぬ事実を知ることになる。同じころ、過去の失態により不遇のまま隠居となったかつての道場仲間と再会し、道場の同輩も交えて、酒を酌み交わし、剣の手合わせをして旧交を温める時を楽しんでもいた。勝野洋、木場勝己、小野武彦、西岡德馬らベテラン俳優がゲスト出演。
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』(文春文庫刊)/「闇討ち」(文春文庫『玄鳥』所収)
監督:山下智彦
出演:北大路欣也/優香/松田悟志/小林綾子/宮川一朗太/高橋和也/勝野洋/木場勝己/金田明夫/小野武彦/西岡德馬/麻生祐未/伊東四朗 ほか
◆3月1日(土)よる9:00/3月30(日)午後2:30
『三屋清左衛門残日録 あの日の声』 (2022年:オリジナル時代劇)

孫の成長に喜びを感じながら平穏な日々を送る清左衛門だが、その周囲では、不条理な死の連鎖という悲劇が起こる。己の矜持をかけ正義を貫こうとする男に訪れる悲劇、そして、悪の根源を暴くために事件解決に奔走する清左衛門。小野寺昭、伊吹吾郎らベテラン俳優のいぶし銀の演技が、ドラマの感動を一層深めてくれる。本作はドイツ ワールド メディア フェスティバル2023のエンターテインメント部門で金賞を受賞。日本が誇る文化である時代劇が世界にも通じることを証明した一作。
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』(文春文庫刊)/「闇の顔」(新潮文庫『時雨のあと』所収)/「桃の木の下で」(新潮文庫『神隠し』所収)
監督:山下智彦
出演:北大路欣也/優香/小林綾子/松田悟志/黒川智花/内田朝陽/小野寺昭/駿河太郎/中村育二/伊吹吾郎/金田明夫/麻生祐未/伊東四朗 ほか
◆3月8日(土)午後5:00
『三屋清左衛門残日録 ふたたび咲く花』 (2023年:オリジナル時代劇)

闇の思惑に翻弄された家族と関わり、複雑に絡まった事件の謎を紐解く清左衛門の姿を描いたシリーズ第7作。道場の少年たちの仲裁に入ったことから、事の起こりとなった少年の父が、8年前に要人の護衛を任されるも刺客に襲われて任務に失敗し、さらには妻とも離縁し、心に大きな傷を抱えていることを知る 清左衛門。そして、家族のそれぞれの思いを汲み取り、8年前の事件の真相を明らかにするべく清左衛門が調べ始めた矢先、新たな事件が起こる。少年の父を甲本雅裕、母を清水美砂が演じる。信じるべきものは何かを見つめ直す本作は、先進映像協会 ルミエール・ジャパン・アワード2024の4K部門で、特別賞を受賞した。
原作:藤沢周平『三屋清左衛門残日録』(文春文庫刊)/「山姥橋夜五ツ」(文春文庫『麦屋町昼下がり』所収)
監督:山下智彦
出演:北大路欣也/優香/松田悟志/小林綾子/勝村政信/堀部圭亮/国広富之/石井正則/甲本雅裕/清水美砂/銀粉蝶/大和田伸也/金田明夫/麻生祐未/伊東四朗 ほか