駅から徒歩5分圏内のおいしい散歩を楽しむ
TOWN STORY 2018年7月1日号より





2010年にスポーツ・キャスター&ライターの青島健太さんと訪れ、七沢温泉郷への玄関口として紹介した、小田急小田原線の本厚木駅。国道246、東名道、圏央道と3つの幹線道路に囲まれる本厚木は、正真正銘厚木市に所在する駅で、一つ新宿寄りの厚木駅は海老名市にある。米海軍の厚木基地のイメージからか、どこかアメリカンなムードを期待してしまう。確かに世界的企業の研究所が多い町だとも聞いている。今回、駅周辺のおいしい店を探すべく、再訪した。厚木の地元グルメといえば、町興し企画で生まれた厚木シロコロ・ホルモンが思い浮かぶ。2008年にはB級グルメ大会「Bー1グランプリ」で優勝している。今回はホルモンとは別に、どこか洋風のレストランを探すことにした。目指すは駅それぞれの改札口から徒歩5分圏内の店。俳優、タレントとして活躍中の渡辺裕太さんと一緒においしい店をご紹介しよう。
photograph by Sadashi Okakura
劇団を主宰する俳優であり、バラエティ番組やニュース番組の中継リポーターなどでテレビでもおなじみの渡辺裕太さん。週4日レギュラー出演している夕方のニュース番組「news every 」などでご存じの方も多いのではないだろうか。裕太さんにとって本厚木は、母・榊原郁恵さんの出身地であり、親戚を訪ね、正月や墓参りなどで訪れる町だ。
「従姉妹たちと行く店は大体決まっていて、実はあまり店を知らないのでとても楽しみです」と。
駅東口改札で待ち合わせて、そこからまずは北口方面へと向かうことにした。本厚木は急行、快速急行など小田急小田原線すべての電車の停車駅であり、ロマンスカーも停車する。沿線の伊勢原、秦野、小田原、大和の各市より人口も多く商業施設も立ち並び、かなり開けた町の印象である。
渡辺裕太さんと訪れた、熟成肉のレストラン<ダ・ブッチャーズ>、ブルックリンテイストのオープンテラスがお洒落な<ダンボ ピツァ ファクトリー>、和とフレンチの融合が見事な<和フレンチ カドヤ>は、下記をクリックしてご高覧ください。
渡辺裕太さんは野菜好きが高じて学生時代に野菜ソムリエの資格を取得していた。「今回うかがった店は、どこも居心地がよくて、おいしい店ばかりでした。次に本厚木に戻ってきたときには、親戚や友人たちとまた来てみたいです」と、新たな本厚木に出合えたことが嬉しいと言う。高校生のときの演劇の授業で、自分で考えて人前で披露するという課題が楽しく、そこが俳優の原点のような気がすると言う裕太さん。今は、舞台も映画やドラマの映像も、さらにはバラエティも司会もなんでもやりたいという。俳優としての顔と、テレビタレントとしての顔が、この先どのように進化していくのか、今後も「渡辺裕太」を見続けてみたい。
わたなべ ゆうた
俳優タレント。1989年、東京生まれ。 劇団マチダックスを主宰し2009年に舞台でデビューした。俳優としての出演作品には、映画『僕たちのアフター☆スクール』『ファインディング・ドリー』(アフレコ出演)、テレビドラマ「コウノドリ」(ゲスト出演)、「魔法×戦士マジマジョピュアーズ!」、舞台キンケロシアター『Kiss Me You~』、PMC野郎『R老人の終末の御予定』、渡辺屋敷公演『トマトとブロッコリー 俳優と芸人による畑ちがいコント』などがある。 また、タレントとして「昼めし旅」「アッコにおまかせ」「幸せボンビーガー ル」などで準レギュラーを務めるほか、「news every」では月・火・木・金曜 の中継リポーター、「所さんの目がテン!」の実験プレゼンターなどを務めている。父は俳優の渡辺徹、母は女優・ 歌手・タレントの榊原郁恵。