散歩人=板橋駿谷

NHKの連続テレビ小説「花子とアン」に出演中の俳優・中原丈雄さんと一緒に代々木八幡の町を歩いたのは、2014年の晩夏だった。

今回、散歩人として登場していただくのは、放送中の連続テレビ小説「なつぞら」で主人公が通う高校の同級生で〝番長〞と呼ばれていた俳優・板橋駿谷さん。

印象に残る風貌と、役柄で、その名を知られることとなった。

舞台稽古の真っ只中ということだが、時間を作っていただいた。

〝八幡〞の町の路地には、魅力的なレストランが並ぶが、今回は、ランチ、カフェタイム、ディナーを念頭に置き、駅の近くを散策する。

 放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」でのヒロインの高校の同級生〝番長〟と言えば「あーっ」と頷く方も多いのではないか。その番長が俳優・板橋駿谷さんだ。大学在学中に小劇場で初舞台を踏み、俳優デビュー。劇団公演、映像と幅広く活躍中だ。「えっ! 朝ドラ?ついに来たか、よし! って感じでした。34歳のオレに高校生役をオファーするということは、何かあるぞ、これはできるぞ!」と思ったという。

 34歳の俳優が演じる高校生はかなりのインパクトをもって視聴者に届き、以来、映画や、テレビの出演依頼が増えているという。果たして今後も番長は出てくるのか、再登場が期待される。
 
 また、今年発表された読売演劇大賞では、舞台『オイディプスREXXX』での作詞とラップ指導で、優秀スタッフ賞を受賞。中学3年で作詞を始め、高校1年でラッパーデビュー。いろんな顔を持つ多才な俳優が登場したという印象を受けた。
 
 板橋さんにとって代々木八幡は今一番住みたい町だそうだ。そんな板橋さんにまずは、ランチのお店として以前にも取材をした洋食屋さんといった風情の〈関口亭〉を紹介することにした。ランチタイムはいつも店先に何人かの順番待ちの行列ができているが、東京も梅雨入りし、朝から雨が降っていることもあって、並ぶことなく入ることができた。

撮影=言美歩

いたばし しゅんや

俳優、ラッパー。1984年福島県生まれ。日本大学芸術学部演劇科在学中の2004年に初舞台を踏む。09 年に劇団ロロの旗揚げより参加し、翌年正式団員となる。15年には演劇集団「さんぴん」も旗揚げした。

10 年に奥田庸介監督の自主制作映画『青春墓場』3 部作で映画初出演、第3 作の主演作『青春墓場~明日と一緒に歩くのだ~』は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010 のファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門でグランプリを受賞。18年のKATT神奈川芸術劇場プロデュース『オイディプスREXXX』では、作詞とラッパー指導で読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞した。舞台役者による落語一門「夏葉亭」に所属し、夏葉亭鳥兜として高座にも上る。

映画では奥田監督、入江悠監督作品に多く出演する。テレビの主演作に「絶景探偵。」シリーズがある。放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」に高校生門倉努(番長)役で出演し、濃すぎるキャラクターで話題を呼んだ。現在、劇団ロロ公演の舞台『はなればなれたち』(吉祥寺シアター、6月30日まで)に出演中。9月27日には出演映画『宮本から君へ』が公開される。


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