東京港区の「サントリーホール」(館長:堤剛)は、2026年4月1日から2027年2月28日の11カ月間を開館40周年のアニバーサリー期間として、例年以上の多彩な音楽活動を展開する。
1986年10月12日開館以来、東京で初のコンサート専用ホール、日本を代表するコンサートホールとして、日本で初めて客席がステージを囲むヴィンヤード形式で誕生。国内のみならず世界の一流アーティストから高い評価を受けてきた。すでに約21,000公演を実施しており、本年10月末現在、のべ2,304万人の来場者を迎えてきた。40周年を迎えるに当たって、「この瞬間が、未来になる Moments that Shape the Future」をキーメッセージとして、音楽の豊かな未来は、奏でる人と聴く人の生命(いのち)が共に輝く瞬間から生まれる、との想いを託している。
周年の期間内では様々な記念公演が開催されるが、15周年を迎える室内楽の祭典 「チェンパーミュージック・ガーデン2026」(6/5~6/20)、サントリーホールの完全オリジナル作品で海外でも高い評価を受けるタン・ドゥン:ホール・オペラ®『TEA』の再々演(7/3~7/4)、1987年から続くコンテンポラリーの祭典 「サマーフェスティバル」(8/22~8/30)、周年記念のメイン公演 「40周年記念ガラ・コンサート」(10/31~11/1)、85歳の記念イヤーを迎える巨匠リッカルド・ムーティが指揮する「ウィーン・フィルハーモニー ウィークインジャパン2026」(11/7~11/12)など、内外のトップ・アーティストによる豪華な公演が展関される。
日本初こどものためのオーケストラ定期公演「こども定期演奏会」は25年目、2026年12月には第100回を迎える。さらに次世代の演奏家育成に注力してきた「サントリーホール・アカデミー (オペラ・室内楽)」を中心に新たな発展のスタートの年となるとしている。こうした 「主催・共催公演」に加えて、厳選された40周年記念「参加公演」が、年間ラインアップに加わる。
この同ホールのアニバーサリーに呼応するように、日本フィル創立70周年、東京交響楽団創立80周年、NHK交響楽団100周年、指揮者の小林研一郎の500回出演記念といったコンサートも企画されている。記念事業の発表に当たって、堤館長は、「アジアのリーディングホールから世界のリーディングホールと言われるよう、〈世界一美しい響き〉をお届けしていきたい。音楽家と聴衆の熱や興奮がひとつになれるコミュニケーションの場であり、奏でる人と聴く人の生命の輝きが共有できることを何よりも大切にしたい」と語った。

*公演詳細ラインアップは、2026年1月1日以降に公開予定













