水が身近な存在である日本では、海や湖、川や滝を題材にした風景画から、水辺の場面を描く歴史画まで、水が主要なモティーフになった作品が数多くあります。画家たちは水のかたちを巧みに捉え、各々の感性と技術で、個性豊かに描き出しています。
本展では、海辺を舞台とする《源平合戦図》から、雨を描いた名作で知られる歌川広重の名所絵、群青をふんだんに使って海を表現する川端龍子の《黒潮》、画家の代名詞にもなっている千住博の「滝]シリーズまで、さらに、24年ぶりの展示となる松尾敏男の代表作《連山流水譜》や4メートル超の大作で16年ぶりの公開となる石田武《鳴門海峡》など数々の優品が展示されます。
【特別展】水のかたち ─《源平合戦図》から千住博の「滝」まで─
特集展示:日本画に描かれた源平の世界
会期:7月9日(土)~9月25日(日)*会期中、一部作品の展示替えあり
前期7/9(土)~8/14(日)後期8/16(火)~9/25(日)
会場:山種美術館
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
*今後の状況により会期・開館時間等を変更する場合あり
休館日:月曜日
*7/18(月)、9/19(月)は開館、7/19(火)、9/20(火)は休館
入館料:一般1300円、大学生・高校生 夏の学割 500円、中学生以下無料
*本展に限り大学生・高校生の入館料が通常1000円のところ、特別に半額。