代々木八幡宮
御祭神を応神天皇とする代々木八幡宮は、1212年源氏ゆかりの荒井宗祐が、源氏の守り神である鶴岡八幡宮の分霊を祀り創建したと伝えられる。縄文時代の土器や石器が発見され、境内には、竪穴式住居が復元されているほか出土品の陳列館もある。「代々木八幡宮縁起絵」などの《大絵馬》、陸軍練兵場が出来るために移住した住民が別れを惜しんで決別の言葉を刻み奉納した《決別の碑》、日露戦争で出征した人の名を刻んだ《表忠碑》など、境内の散策も楽しい。
〔住〕渋谷区代々木5-1-1 〔間〕03-3466-2012
成田山東京別院深川不動堂
(関東三十六不動霊場 第二十番札所)
江戸町民を中心に成田山の不動明王を江戸で参拝したいという気運が高まり、1703年(元禄16年)4月に開帳。毎日5座の護摩修行が行われる。1・15・28日の縁日には参道で縁日が開かれ、護摩修行も19時の1座が追加。「深川龍神」は、水鉢に「龍神願い札」を浮かべて祈願すると、御札は水に溶けて龍神様に願いが届くと言われている。開運招福のご利益が授かるという「深川開運出世稲荷」などの効力からか、近頃では金運上昇スポットとして人気。
〔住〕江東区富岡1-17-13 〔間〕03-3630-7020
白鬚神社
琵琶湖畔に鎮座する白鬚神社の分霊として紀られたのが、向島鎮座・白鬚神社のはじまり。主祭神の猿田彦命は、道案内の守り神で、旅立安全・交通安全・商売繁盛・方災除のご利益があるとされ地元の人たちに支えられている。白鬚神社は隅田川七福神の「寿老神」。各寺社で受けた分体を宝船に乗せて祀り、舳先を家の中心に向けると多幸を家内へ招くとされる。
〔住〕墨田区東向島3-5-2〔間〕03-3611-2750
柴又帝釈天
(経栄山題経寺)
寅さんの口上でおなじみの「柴又帝釈天]の正式名称は「経栄山題経寺」で、日蓮宗の寺。江戸時代(寛永年間)に創建され、厄除け・延寿・商売繁盛にご利益があると言われる。また帝釈堂彫刻ギャラリーは、芸術的価値も非常に高く見応えがある。仏教経典の「法華経」の説話に基づいた「説話彫刻」や、「十二支」などが巨大な欅材に複数の彫刻師によって刻まれたもの。彫刻ギャラリーと、邃渓園(日本庭園)共通の拝観券がある。
〔住〕葛飾区柴又7-10-3 〔間〕03-3672-2662
神田神社
江戸時代より明神様とよばれ、親しまれてきた江戸の総鎮守・神田神社。御祭神は、大己貴命(一の宮)、小彦名命(二の宮)、平将門命(三の宮)。神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内など、108ケ町の総氏神様として都心の街を守り続けている。明るく平和な世を願って、「明(あかり)」と命名された神馬は神田神社の人気者。寒い日の参拝の後には、鳥居下の日”酒屋「天野屋」で暖まるのも一興。
〔住〕千代田区外神田2-16-2 〔間〕03-3254-0753