23.06.26 update

アンバサダーは、板垣李光人さん。国立新美術館『テート美術館展 光 ̶ ターナー、印象派から現代へ』

 英国・テート美術館の7 万7 千点以上のコレクションから、「光」をテーマに厳選された約120点が展示される。このうちおよそ100点は日本初出品。 ターナーの死後に寄贈された世界最大級のコレクションから《光と色彩(ゲーテの理論)─大洪水の翌朝 ─ 創世記を書くモーセ》が初来日する。

 本展は中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドで話題となってきた世界巡回展であるが、最終会場となる日本では、エドワード・バーン=ジョーンズ、マーク・ロスコなど人気作家による12点が限定で出品される。ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ぺインティング(726)》は日本初出品でなおかつ特別出品となる。

 本展は、「精神的で崇高な光」「自然の光」「室内の光」「光の効果」「色と光」「光の再構成」「広大な光」の7章で構成されており、18世紀末の作品から現代アートまで、多岐にわたる作品で見応えがある。
 本展アンバサダーは、ドラマ「silent」、大河ドラマ「どうする家康」、映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」など幅広く活躍する板垣李光人(りひと)さん。演技以外にも独自のデジタルアートをNFTアート作品として販売するなど表現者として活躍の場を広げている。

 さらに、テート美術館関係者による講演会やチェロ奏者・伊藤悠貴氏とハープ奏者・中村愛氏によるタイアップ演奏会も予定されている。

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《光と色彩(ゲーテの理論)̶大洪水の翌朝̶ 創世記を書くモーセ》1843年出品 Photo: Tate
ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ぺインティング(726)》1990年 Photo: Tate, © Gerhard Richter 2023 (10012023)

テート美術館展 光 ̶ ターナー、印象派から現代へ
LIGHT: Works from the Tate Collection

会期:2023年7月12日(水) ~ 10月2日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E  東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00–18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜日
観覧料(税込) 一般 2,200円 大学生1,400円 高校生1,000円
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
展覧会ホームページ:https://tate2023.exhn.jp/



映画は死なず

新着記事

  • 2024.11.13
    WEST.の濵田崇裕&神山智洋のW主演による劇場を...

    コメディ・ミュージカル『プロデューサーズ』

  • 2024.11.13
    <特集>高峰秀子 ──日本映画史に燦然と輝く足跡と...

    女優「高峰秀子」と妻「松山秀子」 文=米谷紳之介

  • 2024.11.11
    〈海老名中央公園〉をジャックする大イベント「おだき...

    小田急グループ施設のほか、沿線アミューズメント施設の招待券等が当たる

  • 2024.11.08
    親と離れて暮らす子どもたちが何を思い、悩み、どう大...

    応募〆切: 11月25日(月)

  • 2024.11.08
    池松壮亮、妻夫木聡、仲野太賀、水上恒司らが「石井組...

    平野啓一郎の小説『本心』を石井裕也監督が映画化

  • 2024.11.07
    麻布台、六本木など5つのヒルズが連動した、「CHR...

    キーメッセージは「I LaLaLa YOU」、訪れた人々がよろこびでつながり合うクリスマス

  • 2024.11.07
    朝ドラ「虎に翼」が記憶をよみがえらせた御茶の水、駿...

    ガロ「学生街の喫茶店」

  • 2024.11.06
    ブータン初のオスカー候補になった『ブータン 山の学...

    応募〆切:12月10日(火)

  • 2024.11.06
    生涯のベスト作品に挙げる映画ファンも多いイタリア映...

    『イル・ポスティーノ』が4Kデジタル・リマスター版で11/8から

  • 2024.11.06
    満島ひかりと安藤サクラが大ブレイクすることになる園...

    文=河井真也

特集 special feature 

わだばゴッホになる ! 板画家・棟方志功の  「芸業」

特集 わだばゴッホになる ! 板画家・棟方志功の 「芸業...

棟方志功の誤解 文=榎本了壱

VIVA! CINEMA 愛すべき映画人たちの大いなる遺産

特集 VIVA! CINEMA 愛すべき映画人たちの大いな...

「逝ける映画人を偲んで2021-2022」文=米谷紳之介

放浪の画家「山下 清の世界」を今。

特集 放浪の画家「山下 清の世界」を今。

「放浪の虫」の因って来たるところ 文=大竹昭子

「名匠・小津安二郎」の生誕120年、没後60年に想う

特集 「名匠・小津安二郎」の生誕120年、没後60年に想う

「いい顔」と「いい顔」が醸す小津映画の後味 文=米谷紳之介

人はなぜ「佐伯祐三」に惹かれるのか

特集 人はなぜ「佐伯祐三」に惹かれるのか

わが母とともに、祐三のパリへ  文=太田治子

ユーミン、半世紀の音楽旅

特集 ユーミン、半世紀の音楽旅

いつもユーミンが流れていた 文=有吉玉青

没後80年、「詩人・萩原朔太郎」を吟遊す 全国縦断、展覧会「萩原朔太郎大全」の旅 

特集 没後80年、「詩人・萩原朔太郎」を吟遊す 全国縦断、...

言葉の素顔とは?「萩原朔太郎大全」の試み。文=萩原朔美

喜劇の人 森繁久彌

特集 喜劇の人 森繁久彌

戦後昭和を元気にした<社長シリーズ>と<駅前シリーズ>

映画俳優 三船敏郎

特集 映画俳優 三船敏郎

戦後映画最大のスター〝世界のミフネ〟

「昭和歌謡アルバム」~プロマイドから流れくる思い出の流行歌 

昭和歌謡 「昭和歌謡アルバム」~プロマイドから流れくる思い出の...

第一弾 天地真理、安達明、久保浩、美樹克彦、あべ静江

故・大林宣彦が書き遺した、『二十四の瞳』の映画監督・木下惠介のこと

特集 故・大林宣彦が書き遺した、『二十四の瞳』の映画監督・...

「つつましく生きる庶民の情感」を映像にした49作品

仲代達矢を映画俳優として確立させた、名匠・小林正樹監督の信念

特集 仲代達矢を映画俳優として確立させた、名匠・小林正樹監...

「人間の條件」「怪談」「切腹」等全22作の根幹とは

挑戦し続ける劇団四季

特集 挑戦し続ける劇団四季

時代を先取りする日本エンタテインメント界のトップランナー

御存知! 東映時代劇

特集 御存知! 東映時代劇

みんなが拍手を送った勧善懲悪劇 

寅さんがいる風景

特集 寅さんがいる風景

やっぱり庶民のヒーローが懐かしい

アート界のレジェンド 横尾忠則の仕事

特集 アート界のレジェンド 横尾忠則の仕事

60年以上にわたる創造の全貌

東京日本橋浜町 明治座

特集 東京日本橋浜町 明治座

江戸薫る 芝居小屋の風情を今に

「芸術座」という血統

特集 「芸術座」という血統

シアタークリエへ

「花椿」の贈り物

特集 「花椿」の贈り物

リッチにスマートに、そしてモダンに

俳優たちの聖地「帝国劇場」

特集 俳優たちの聖地「帝国劇場」

演劇史に残る数々の名作生んだ百年のロマン 文=山川静夫

秋山庄太郎 魅せられし「役者」の貌

特集 秋山庄太郎 魅せられし「役者」の貌

役柄と素顔のはざまで

秋山庄太郎ポートレートの美学

特集 秋山庄太郎ポートレートの美学

美しきをより美しく

久世光彦のテレビ

特集 久世光彦のテレビ

昭和の匂いを愛し、 テレビと遊んだ男

加山雄三80歳、未だ青春

特集 加山雄三80歳、未だ青春

4年前、初めて人生を激白した若大将

昭和は遠くなりにけり

特集 昭和は遠くなりにけり

北島寛の写真で蘇る団塊世代の子どもたち

西城秀樹 青春のアルバム

特集 西城秀樹 青春のアルバム

スタジアムが似合う男とともに過ごした時間

「舟木一夫」という青春

特集 「舟木一夫」という青春

「高校三年生」から 55年目の「大石内蔵助」へ

川喜多長政 &かしこ映画の青春

特集 川喜多長政 &かしこ映画の青春

国際的映画人のたたずまい

ある夫婦の肖像、新藤兼人と乙羽信子

特集 ある夫婦の肖像、新藤兼人と乙羽信子

監督と女優の二人三脚の映画人生

中原淳一的なる「美」の深遠

特集 中原淳一的なる「美」の深遠

昭和の少女たちを憧れさせた中原淳一の世界

向田邦子の散歩道

特集 向田邦子の散歩道

「昭和の姉」とすごした風景

あの人この人の、生前整理archives

あの人この人の、生前整理archives
読者の声
Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
error: Content is protected !!