メキシコには35の世界遺産があるが、なかでも人気なのが古代都市の遺跡群である。前15世紀から後16世紀のスペイン侵攻までの3千年以上にわたり独自の文明が花開いた。そのうち「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という代表的な3つの文明を焦点にあてた展覧会が6月16日(金)より、東京国立博物館 平成館で開催される。
本展では、マヤの代表的な都市国家のパレンケの黄金時代を築いたパカル王の妃とされる通称「赤の女王」(スペイン語でレイナ・ロハ)の墓の出土品が、メキシコ国内とアメリカ以外で初めて公開される。あわせて、メキシコ国立人類学博物館をはじめ、メキシコ国内の主要博物館から厳選された約140件の資料が展覧される。
火山の噴火や地震、干ばつなどの厳しい自然環境のかなでも、神を信仰し、ときに畏怖しながら、王と王妃の墓、大神殿、三大ピラミッドをなど各文明を代表する壮大なモニュメントを築いてきた。メキシコが世界に誇る古代都市遺跡の魅力を、映像や臨場感あふれる再現展示で、存分に観覧できるまたとない機会である。
特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」
会期:2023年6月16日(金)~9月3日(日)
会場:東京国立博物館 平成館
開館時間:9:30~17:00 (土曜日は19:00まで)
※6月30日(金)~7月2日(日)、7月7日(金~9日(日)は20:00まで。
※総合文化展は17:00閉館 ※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、7月18日(火) ※ただし、7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館
展覧会公式サイト:https://mexico2023.exhibit.jp
お問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)