『月曜日に乾杯!』『皆さま、ごきげんよう』などを手がけた旧ソ連出身の映画監督、オタール・イオセリアーニの劇場初公開を含む全監督作品21本が、デジタル・リマスター版にて2月17日(金)より一挙公開される。
オタール・イオセリアーニ監督は、1934年ジョージア(旧ソビエト連邦グルジア共和国)生まれ。映画制作を行うも旧ソ連下では上映禁止の制限を受け、故郷を離れパリへと移り住んで映画制作をつづけた。やや毒の効いた社会風刺と独自のユーモアを織り交ぜた作風で、カンヌ、ヴェネチア、ベルリンなどで数々の賞を受賞。世界各国でゆるぎない評価を得ており、日本でも、『月曜日に乾杯!』や『皆さま、ごきげんよう』などのヒットで熱狂的なファンが多い。時代や場所が違えど、変わることなく繰り返される日々の営み、争いや略奪、犯罪は決してなくならないが、あふれるほどの愛や友情、希望は必ずある――。観る者に、映画を通して人生の豊かさを気づかせてくれる、人生の達人、巨匠オタール・イオセリアーニの全監督作品をたどることができる貴重な機会がやってきた。
<長編12本>は、『落葉』『歌うつぐみがおりました』『田園詩』『月の寵児たち』 *劇場初公開 『そして光ありき』 *劇場初公開『蝶採り』『群盗、第七章』『素敵な歌と舟はゆく』『月曜日に乾杯!』『ここに幸あり』『汽車はふたたび故郷へ』『皆さま、ごきげんよう』。その他、<中編 3 本>『四月』『エウスカディ、1982 年夏』 *劇場初公開『トスカーナの小さな修道院』 *劇場初公開、<短編 5 本>『水彩画』 *劇場初公開『珍しい花の歌』*劇場初公開『鋳鉄』『ジョージアの古い歌』『ある映画作家の手紙。 白黒映画のための七つの断片』 *劇場初公開<3 部作 ドキュメンタリー>『唯一、ゲオルギア』(3部作)*劇場初公開。
「オタール・イオセリアーニ映画祭~ジョージア、そしてパリ~」は、ヒューマントラストシネマ有楽町、シアター・イメージフォーラムにて2月17日(金)より公開。配給:ビターズエンド。