23.09.22 update

印象派の誕生から150年を迎える節目の展覧会 「モネ 連作の情景」

 国が主催するサロン(官展)から距離を置き、クロード・モネ(1840ー1926)らが、新たな発表の場として第一回印象派展を開催したのが1874年。2024年で150年という節目の年を迎えることを記念して「モネ  連作の情景」が開催される。印象派の巨匠、クロード・モネは同じ場所やテーマを異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して描いた。〈ウォータールー橋〉〈積みわら〉〈睡蓮〉などをモチーフとした「連作」はモネの代名詞にもなっている。本展では、「連作」に焦点を当てた作品が展示されるとともに、展示作品の全てがモネの作品である。海外30館以上を含む国内外40館以上から集められたモネの代表作が一堂に会する展覧会である。

《ルーヴル河岸》1867年頃 油彩、カンヴァス 65.1×92.6cm デン・ハーグ美術館
© Kunstmuseum Den Haag – bequest Mr. and Mrs. G.L.F. Philips-van der Willigen, 1942
《ウォータールー橋、曇り》
1900年 油彩、カンヴァス65.0×100.0cm ヒュー・レイン・ギャラリー
Collection & image © Hugh Lane Gallery, Dublin
《ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ》1904年 油彩、カンヴァス 65.7×101.6cm ワシントン・ナショナル・ギャラリー
© National Gallery of Art, Washington. Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, 1983.1.27
《ウォータールー橋、ロンドン、日没》1904年 油彩、カンヴァス 65.5×92.7cm ワシントン・ナショナル・ギャラリー
© National Gallery of Art, Washington. Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, 1983.1.28

「モネ 連作の情景」
会期:2023年10月20日(金)~24年1月28日(日)
会場:上野の森美術館
開館時間:9:00~17:00 金・土・祝日は19:00まで
 *入館は閉館の30分前まで *日時指定予約推奨
入館料:平日: 一般:2,800円、大学・専門学校・高校生:1,600円 中学・小学生:1,000円
土・日・祝日:一般 :3,000円、大学・専門学校:高校生:1,800円 中学・小学生:1,200円
展覧会公式サイト:www.monet2023.jp
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

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