23.12.05 update

映画を愛した和田誠の展覧会「和田誠 映画の仕事」が国立映画アーカイブで開催!

 展覧会「和田誠 映画の仕事」が、2023年12月12日(火)~2024年3月24日(日)の期間、国立映画アーカイブで開催される。和田誠(1936~2019)は、日本を代表するグラフィックデザイナー、イラストレーターであり、映画監督、エッセイストでもある。他にも、歌の作詞・作曲、たばこ「ハイライト」のパッケージや「週刊文春」の表紙のイラスト&デザイン、書籍の挿画や装丁、絵本など、幅広い仕事を手がけた。

 本展は和田の約60年の仕事の中から映画にテーマを絞り、映画を「知った・描いた・語った・集めた・撮った」という5つの切り口により振り返る展覧会である。若き日の「日活名画座」ポスターから、劇場公開用・映画祭などのポスター、そして俳優・監督などのイラストレーションを活かしつつ装丁を手がけた映画書の数々が出展される。

▲和田誠著『お楽しみはこれからだ (Part 1)』(1975年 )国立映画アーカイブ所蔵

 さらに、和田個人がコレクションしていた映画フィルムやポスターも公開される。また監督作品『麻雀放浪記』『快盗ルビイ』『怖がる人々』『真夜中まで』の4作品に使われた音楽・主題歌のほか和田が生涯愛したアメリカ映画の名曲を聴くことができるコーナーなどもある。

▲和田誠作「国立近代美術館『アメリカ映画史講座 チャップリンの歩み』」ポスター (1959 年) 国立映画アーカイブ所蔵

 会期中には、《監督・和田誠》を忘れない!と題したトークイベントも開催。1月19日(金)~2月4日(日)の金・土・日曜日のみであるが、和田誠監督作『麻雀放浪記』(1984 年)、『快盗ルビイ』(1988 年)、『怪盗ジゴマ 音楽篇』(1988 年)、参加作『恋の大冒険』(1970 年、羽仁進監督)などの関連上映がある。

展覧会「和田誠 映画の仕事」
会期:12月12日(火)~2024年3月24日(日)
会場:国立映画アーカイブ
観覧料:一般250円、大学生130円、65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障がい者手帳をお持ちの方、国立映画アーカイブキャンパスメンバーは無料。
休室日:月曜日及び12月26日(火)~1月4日(火)。
開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
HP: https://www.nfaj.go.jp/exhibition/makotowada2023/

映画は死なず

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