東京都多摩市にある「長谷工マンションミュージアム」。建設会社の㈱長谷工コーポレーションが企画運営する、マンションの誕生から未来のマンションまで、マンションのなぜだろうや、なんだろうの全てに答えてくれる、日本で初のユニークなミュージアムだ。
いわゆる集合住宅の歴史に始まり、特に建物のハード面の過去から現在、そして未来に至る進化の過程など、普段は見ることのできない部分も見ることができる。また未来のマンション・ライフまで可視化されていて、展示されている生活スタイルそのものも興味深い。
そのミュージアムで、先頃、子ども向けのワークショップが開催された。身近な材料であるストローとクリップで家を組み立てて、地震に強い建物や建物の強度について親子で一緒に楽しみながら学ぶイベントだ。マンションの成り立ち、歴史の展示見学やBIMを活用した設計のAR体験、また本年4月に刷新した「これからの住まい」ゾーンでは「生きている家」をテーマに、集合住宅がもたらす新しい暮らしの価値を体感することもできた。開催期間3日間で33組97名(うち、子供51名)が参加した。
参加者からは、「ただ家を作るだけではなくて、しっかり構造についても説明してもらえて良かった」、「とても楽しくマンションのことを学べて良かったです」、「子供にも分かりやすい説明や流れで、楽しく家づくりの構造を学ぶことができました」という声が寄せられている。主催したミュージアム側も、「地域・社会の皆様との積極的な交流を通じて、地域の振興・活性化に係る取り組みに貢献したい」とコメントしている。












