3月11日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか、 全国順次ロードショー
2004年の『アビエイター』でアカデミー賞助演女優賞、13年の『ブルージャスミン』で主演女優賞を受賞と2度のオスカー像を手にし、女優業のほかにもプロデューサーとしても精力的に活動するケイト・ブランシェットも絶賛した『林檎とポラロイド』。ギリシャの新鋭監督・クリストス・ニク監督のデビュー作は、ヴェネチア、シカゴ、ダブリンなどの国際映画祭でも絶賛された。
バスの中で目覚めた男は、記憶を失っていた。覚えていたのは、リンゴが好きなことだけ。おかしなミッションを通して、新しい世界に溶け込んでいく男。寡黙で物憂げな表情、どこか滑稽でまじめなふるまい、そして明かされていく過去。ポラロイドの色調でノスタルジックの雰囲気が漂う。ケイト・ブランシェットは、「見た人の心が浮上するように作られ、気を滅入らせるのではなく浮き上がらせる、そして自然に深く考えさせられる、唯一無二の作品」だと褒め讃える。
監督:クリストス・ニク 脚本:クリストス・ニク、スタヴロス・ラプティス
撮影:バルトシュ・シュフィニャルスキ 編集:ヨルゴス・ザフィリス
出演:アリス・セルヴェタリス、ソフィア・ゲオルゴヴァシリ
2020年/ギリシャ=ポーランド=スロベニア/カラー/スタンダード/5.1ch/90分/原題Mila
配給:ビターズ・エンド
公式サイト:www.bitters.co.jp/ringo/