春の訪れがそこまで来ている。今年のお花見はどこへ行こうかと考えている方も多いだろう。
都内にも桜の名所がたくさんあるが、赤坂のアークヒルズの敷地を取り囲む三方の道路(桜坂〜スペイン坂)、六本木ヒルズ近辺の毛利庭園と六本木さくら坂にも約90本の桜があり、満開の桜の下を歩いていると、都会の真ん中にいることを忘れてしまうような風流な気持ちになってくる。
4月5日(金)~7日(日)の3日間、アークヒルズでは「春の食材」がテーマ、六本木ヒルズでは、日本の伝統文化を感じることのできる「都市型お花見」のイベントが開催される。
アークヒルズエリアでは、人気のレストラン12店舗からグルメ屋台が出店するほか、ガラス細工やミニ盆栽などのものづくり体験ができるワークショップ、和楽器の演奏や紙芝居といったステージパフォーマンスなどが繰り広げられ、食べて、触れて、観て楽しむことができる。また、サントリーホールでは無料開放イベント「オープンハウス」なども実施され、アークヒルズエリア全体で春のお花見気分を盛り上げる。
六本木ヒルズでは、初日の5日に「京都薪能2024 スペシャルプレ公演」を開催。大河ドラマ「光る君へ」で描かれる源氏物語「葵の巻」を題材に上演。6日は三味線音楽「長唄」の最大流派「杵勝会」による演奏、最終日の7日は京都の能楽師を招いての「能」のレクチャーと、毎日異なる演目・企画を展開し、伝統的な日本舞台芸術の面白さに触れることができる貴重な機会だ。
また、世界で活躍するNEO阿波踊り集団「寶船」による阿波踊りやけん玉パフォーマンスなど、来場者も一緒に参加できるパフォーマンスも用意されている。その他、飴細工師集団「浅草・飴細工 アメシン」による飴細工の販売や制作ワークショップ、メンコや輪投げといった昔懐かしい遊戯を体験できる屋台など、家族でも楽しめるコンテンツが勢ぞろいするほか、六本木ヒルズ内のレストラン10店舗が趣向を凝らした春らしいメニューが並ぶ「グルメ屋台」、富山県の特産品「ます寿し」を販売するブースなども登場する。
アークヒルズも六本木ヒルズも完成までに17年。決して短くはない道のりの中で、住民同士の間に深い結びつきが生まれ、コミュニティが生まれてきた。「アークヒルズ さくらまつり」「六本木ヒルズ 春まつり」は、春の恒例イベントとなってきた。
2024年は、アークヒルズでは「春の食材」、六本木ヒルズでは「日本の伝統を感じるお花見」で桜の季節を楽しみたい。
なお、アークヒルズ周辺の約1㎞にわたる桜並木は、3月中旬~4月上旬ライトアップがされ、毛利庭園、六本木さくら坂の桜は、イベント期間の4月5日(金)~7日(日)にライトアップされる。
アークヒルズ さくらまつり2024
日 程: 4月5日(金)11:00~20:00 4月6日(土)、7日(日)10:00~20:00
会場: アーク・カラヤン広場ほか
公式サイト:https://www.arkhills.com/events/2024/04/0098.html
六本木ヒルズ 春まつり2024
日程:4月5日(金)~7日(日)
場所:六本木ヒルズ
問い合わせ:03-6406-6000 (六本木ヒルズ総合インフォメーション)
公式サイト:https://www.roppongihills.com/events/2024/04/0282.html