あと何年を要して、新宿グランドターミナルと呼びにふさわしい姿に生まれ変わるのだろうか。2018年3月に新宿区が公表した「新宿の拠点再整備方針~新宿グランドターミナルの一体的な再編~」に基づいて、駅・駅前広場・駅ビルを一体的に再編し、駅とまち、まちとまちを繋げ、新宿全体を活性化させる次世代ターミナルである「新宿グランドターミナル」の実現は待ち遠しく、その構想と懐かしき新宿の想いが繋がるようなイベントが開催される。
本イベントは、JR新宿駅東口駅前広場では約1,000個、新宿中央公園では約4,000個のキャンドルの灯りに包まれる会場で、子供から大人まで誰でも参加できる。まず参加者がキャンドルを包むキャンドルホルダーを装飾。キャンドルホルダーに入れる「新宿」「鉄道」などをモチーフとしたオリジナルデザインのぬり絵シートに色付けをするほか、「新宿での思い出」や「将来の新宿に馳せる想い」、「大切な人への想い」など、自由に想いを書き込んで、灯として観覧していく。両会場とも「団らん」をテーマにキャンドルをレイアウトすることで、参加者が想いを語り合うコミュニケーションの場が演出される。このイベントは2018年から毎年、小田急電鉄が地域と連携しながら新宿のまちづくり施策の一つとして新宿中央公園「水の広場」で実施してきたが、昨年度より「新宿グランドターミナル」のプロモーションのひとつとして、JR新宿駅東口駅前広場にも会場を設け、東西の枠組みを超えて規模が拡大されている。
主催は、小田急電鉄株式会社、京王電鉄株式会社、西武鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社、東日本旅客鉄道株式会社。
2022年12月16日(金)、17日(土)にJR新宿駅東口駅前広場、12月23日(金)、24日(土)は新宿中央公園「水の広場」が会場となる。このイベントは、交流・連携・挑戦をテーマとする「新宿グランドターミナル」の実現に向けて、これから生まれ変わっていく新宿を多くの方に訪れていただきたいという想いから、鉄道5社が揃って実施するもの。