鏑木清方の代表作として知られ、長きにわたり所在不明だった《築地明石町》と、合わせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》は、2018 年に再発見され、翌年東京国立近代美術館の所蔵となりました。本展は清方の没後 50 年という節目を得て、三部作をはじめとする110点超の作品で構成する清方の大規模な回顧展です。
清方は、上村松園と並び称される美人画家の名手ですが、美人画ばかりではなく、本展では、「需(もと)められて描いた作品」を少なくし、 清方の惹かれる 中層以下の階級の生活を描いた作品、自己評価の高かった作品がラインナップに加わっています。
清方没後50年、本当の清方芸術に出会う展覧会です。
「没後50年 鏑木清方展」
会期:3月18日(金)~5月8日(日)
会場:東京国立近代美術館(東京・竹橋)
公式サイト:https://kiyokata2022.jp
問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
休館日:月曜日(3月21日、28日、5月2日は開館)、3月22日(火)
開館時間:9:30~17:00、金曜・土曜は20:00まで。 入館は閉館の30分前まで
観覧料金:一般1,800円(1,600円) 大学生1,200円(1,000円) 高校生700円(500円)( )内は20名以上の団体料金。
※東京展の後、京都国立近代美術館で5月27日(金)から7月10日(日)まで開催
* 画像はすべてⒸNemoto Akio