「映画を残す、映画を活かす。」をミッションに、映画を保存・公開する拠点として活動を行っている「国立映画アーカイブ」では、毎年何回かの企画展が開催されている。第一期:2月1日(火)~3月6日(日)、第2期:4月5日(火)~5月1日(日)と2期に亘り、「1990年代日本映画─躍動する個の時代」として計66本(57プログラム)の上映が予定されている。
90年代といえば日本映画の歴代配給収入記録を塗り替えた『もののけ姫』(宮崎駿)をはじめ 、 実写日本映画最大のヒットとなりシリーズ化もされた『踊る大捜査線 THE MOVIE』(本広克行)、ブームを巻き起こした後にハリウッドでもリメイクされた『Shall we ダンス?』(周防正行)や『リング』(中田秀夫) 、単館系26週ロングランとなり映画賞を席巻した話題作 『月はどっちに出ている』(崔洋一)をはじめ邦画界の話題作が上映され、また現在も第一戦で活躍する監督デビューが相次いだ時代でもあり、是枝裕和、岩井俊二、樋口亮輔、松岡錠司、佐藤嗣麻子、園子温、三池崇史、廣木隆一などの若々しい初期の作品や、1990年代に活躍し始めた女性監督の作品もラインアップされている。
映画に見る女性像の変遷、多様化するセクシャリティ、時代を魅了した俳優たち、アニメーション映画の作家性の深まり、海外映画祭など国際的に評価された作品などの観点からもラインアップされている。1990年代はたくさんのヒット作品が生まれたことを改めて振り返るとともに、映画ファンにとって忘れられない、思い出の作品が上映されていることは間違いない……。
企画名:『1990年代日本映画―― 躍動する個の時代』
Flourishing Independent Filmmakers: Japanese Films in the 1990s
会期
第 1期: 2022年 2月 1日(火)~3月 6日(日)
第 2期: 2022年 4月 5日(火)~5月 1日(日)
会期中の休館日:月曜日
会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU[ 2階]
HP:https://www.nfaj.go.jp/exhibition/japanese1990s202201/
お問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
【前売指定席券 】第1期は1月25日(火)以降、第2期は3月29日(火)以降、毎週火曜日10:00amにチケットぴあにて翌週(火~日)上映回の前売指定席券(全席指定席)を発売(発売日変更等の場合は HPで提示)。
[Pコード: 551-909]
▷一般:520円 高校・大学生・65歳以上:310円 小・中学生:100円/
障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズ:無料
*前売指定席券のみ販売、会場でのチケットの販売はありません。
*障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズの方も、前売指定席券が必要。