明るく、ポップな作品のイメージがあるキース・ヘリング(1958-1990)。
ヘリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリートにアートを拡散させ、混沌とする社会への強いメッセージを発信しました。
ヘリングが駆け抜けた31年間の生涯のうちアーティストとしての活動期間は10年程ですが、残された作品に込められたメッセージはいまなお響き続けています。
日本に特別な想いを抱いていたへリング。数度にわたる来日が縁で生まれた貴重な作品や資料が、当時の写真とともに展示されます。本展は6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品が展示され、ヘリングのアートを体感できる貴重な機会となることでしょう。
キース・ヘリング(1958-1990)
アメリカ北東部ペンシルベニア州に生まれる。1980年代初頭にニューヨークの地下鉄駅構内で、使用されていない広告板を使ったサブウェイ・ドローイングと呼ばれるプロジェクトで脚光を浴びる。アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアと共にカルチャーシーンを牽引し、国際的に高い評価を受ける。日本を含む世界中での壁画制作やワークショップの開催、HIV・エイズ予防啓発運動や児童福祉活動を積極的に展開したことでも知られる。90年にエイズによる合併症により31歳で死去。
「キース・へリング展 アートをストリートへ」東京会場
会期:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー
開館時間:10:00〜19:00、金曜日と土曜日は20:00まで
年末年始(12月31日~1月3日)は11:00~18:00
※最終入館は閉館の30分前まで
観覧料:一般、大学生・専門学校生 2,200円/中高生 1,700円/小学生 700円
※価格はすべて税込み。※事前予約制(日時指定券)を導入。
展覧会公式サイト:https://kh2023-25.exhibit.jp
お問い合わせ:050-5541-8600(9:00~20:00/ハローダイヤル)