ジャン=ミッシェル・フォロン(1934~2005)は、20世紀後半のベルギーを代表するアーティストの一人です。若い頃に偶然出会ったマグリットの壁画に魅せられたフォロンは、パリで、ドローイングに打ち込み、アメリカの有力誌『エスクァイア』『ザ・ニューヨーカー』『タイム』などの表紙を飾るようになります。
色彩豊かで幻想的な作品は一見すると美しく爽やかに感じられますが、そこには、環境破壊や人権問題など厳しい現実への告発が潜んでいるのです。後年手がけた彫刻作品にも、孤独や不安といった、フォロンのメッセージを読み取ることができます。
本展は、フォロンの初期のドローイングから水彩画、版画、ポスター、そして晩年の立体作品までを含めた約230点が一堂に会する、日本では30年ぶりの大回顧展です。
空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン
会期:2024年7月13日(土)~9 月23日(月・振)
会場:東京ステーションギャラリー
休館日:月曜日[ただし7月15日、8 月12日、9 月16日、9 月23日は開館]、7 月16 日(火)
開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで 入館は閉館30 分前まで)
入館料:一般1,500円 高校・大学生1,300円 中学生以下無料
HP:https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202407_folon.html